こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、山形鶴岡の銘酒「栄光冨士」から、純米大吟醸「黒狐」です。
■栄光冨士 黒狐
今日の日本酒は、お気に入りの「栄光冨士」から新しい日本酒をいただきます。
「栄光冨士」を醸すのは、山形県鶴岡市に蔵を構える富士酒造。
江戸時代中期1778年(安永7年)創業の実力派酒蔵。代表的な銘柄が「栄光冨士」です。
そのユニークな銘柄名も魅力の一つ。
これまでいただいたのは、「逸閃 風刃」(いっせんふうじん)、「星祭」(ほしまつり)。どっちも美味しかったなぁ…。
そんな栄光冨士から届いた新しい日本酒がこちら。
純米大吟醸「黒狐」~Black Fox~。無濾過生原酒、蔵出限定酒です。
これまたカッコいい銘柄名ですね。縁起の良い「黒狐」をラベルにした逸品。
その由来がラベル裏に記載されていました。
平和の象徴とされる瑞獣
古来より日本では、白い狐は「白狐(びゃっこ)」、黒い狐は「黒狐(くろこ、こくこ)」等と呼ばれ、太陽や月の力を得たり、修行を積むことにより「妖狐(ようこ)」と成ったり、現れることで吉兆をもたらす「瑞獣(ずいじゅう)」とされており、特に「黒狐」については「北斗七星」の化身とされ「王の政治が世の中を良く治め、平和なときに現れる」と言われていることから、その出現が「平和の象徴」、あるいは「万民の喜びとなる」だろうとされております。皆さまのお祝い事や喜びの宴席のお供に、栄光冨士のお酒がありますように。
ラベル裏より
■飲み口は
それでは、そんな瑞獣の名を冠した栄光冨士「黒狐」をいただきましょう。
ひと口含んだ途端、舌にピリリと微発泡感。
そして広がる酸味と渋味。イキイキとした飲み口です。来たか、黒狐…。
美しくありながらも力強い飲み口です。たしかにアルコール分も16.5度と少し高め…。
飲めば飲むほどに、味わい深く、旨みが増していきます。
その飲み口は七変化。無濾過生原酒の力か、まるで生き物みたい。気分次第でアゲアゲにも、癒しにもなるでしょう。
でも、どうせなら「瑞獣」黒狐にあやかって、お祝い事に飲みたいですね。
ありがとう、栄光冨士! ありがとう、黒狐!
■基本情報
品名:栄光冨士 黒狐 純米大吟醸
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
使用酒米:美山錦100%
精米歩合:50%
使用酵母:山形酵母
日本酒度:+3.0
アルコール分:16.5度
製造者:冨士酒造株式会社
山形県鶴岡市大山3-32-48