
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中図書館「日本酒館」は、その街の食と酒を楽しむ「その街酒場」。
今日は、青森の弘前へ…。天明6年創業の老舗料理店「和料理なかさん」で美味しい料理と美味しい日本酒をいただきます。

■和料理なかさん
旅した先の食と酒を楽しむ「その街酒場」。今回は青森弘前に行ってきました。
おいしいお酒とおいしい料理の多い青森弘前エリア。向かったのは、天明6年創業の老舗料理店「和料理なかさん」です。


老舗の風格を残しつつも近代的な素敵な建物です。
店内に入ってもカフェのようなお洒落な佇まい。店内にはジャズが流れていました。
まざは日本酒をいただきましょう。地元弘前の日本酒「豊盃」(ほうはい)夏ブルー純米吟醸です。
杯を傾けると、スッキリとした酸味が口の中を満たしていきます。爽やかな飲み口で、1杯目から杯が進んでいきます。


酒の肴として頼んだのは、「ほや、みず酢味噌和え」。
ほやは初夏の珍味として人気です。そのほやは、コリコリの食感で、臭みは全くなし。新鮮なんでしょうね。
同じく新鮮な味を楽しめたのは、山菜の一種「みず」。こちらはシャキシャキの食感で、味噌の酸味と相性抜群。酒がどんどん進みます。


さらに「刺身おまかせ」をオーダー。この日のラインナップは、鰹、うに、マグロ、ホタテ、ヒラメ。
青森の名産でもあるホタテが激あま…。口の中でとろけました。ヒラメもプリップリの食感、噛むと反発力を感じました。鮮度の高さがうかがえます。


続いてオーダーした日本酒は、またも「豊盃」。純米吟醸、豊盃米です。
これまたスッキリした飲み口。水と米がとびっきり良いのでしょう、透き通った美しい味わいにとろけます。


合わせる料理は、「舞茸・地元アスパラバター」。なんかフレンチのよう…。器にもこだわっているから、目から楽しめます。
味の方も間違いありません。アスパラは口に運ぶとシャキッとした歯ごたえ。アスパラが生い茂る大地の香りのような独特な風味が広がります。
舞茸も自然の旨みが詰まった濃厚な味わい。バターの風味がさらにその旨みを助長します。


■豊盃尽くしの夜
たまらず次の日本酒をオーダー。「豊盃」のラインナップが豊富なので、もうここは豊盃尽くしでいきましょう。
プレミアムな逸品「豊盃」ななこ純米大吟醸です。まろやかな飲み口と甘みが広がる美酒…。ほのかな酸味も絶妙。これは杯が進んでしまうやつです。


料理も止まりません…。「夏野菜天ぷら」。アスパラ、茄子、オクラ、サツマイモ、みず、ズッキーニ、トマト。
みずの天ぷらは初めてです。粘り気のあるみずとシャキシャキの衣が好相性。トマトの天ぷらは中身吹き出し注意、熱々に気をつけながら一口で含むと、じゅわっと甘みが広がりました。
さらにアスパラの天ぷらが絶品でした。天ぷらにしてアスパラの甘さが増したかのよう…。これは美味です。


ここまで飲んで食ってしてたら、店の方からおすすめの豊盃を紹介されました。「豊盃」純米吟醸、直汲み生原酒です。
これがもう、豊盃の懐の深さを知らしめる飲み口。香りが芳醇、飲み口も芳醇。シャキッとした酸味と、それに負けないような濃いめの甘み。多彩な旨味に舌がとろけました。


〆で、「miniうなぎ丼」をオーダー。こちらの看板メニューの一つがうなぎなんですよね。
さすがは老舗の味。鰻がふわっふわ、たれも絶妙な甘さです。このうなぎ丼だけでも足を運ぶ価値があります。最高でした。


食事の後にはデザートがつきます。この日は、かわいらしい猫最中アイスが登場。
熱いお茶と一緒に食べて、すっかり満足&満腹の弘前の夜となりました。弘前は、食も酒も美味しい…。また来ないといけないですね!


今日の夢中は、その街酒場「弘前」和料理なかさん!絶品料理と弘前の酒"豊盃"尽くしの夜でした。
ありがとう、和料理なかさん! ありがとう、その街酒場「弘前」!
■基本情報
名称:和料理なかさん
住所:青森県弘前市富田1丁目3−16
アクセス:JR弘前駅から徒歩18分
営業時間:11:40~14:00、16:30~21:00
定休日:日曜日