こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、新政「亜麻猫スパーク」!個性が弾けるシャンパン風の美日本酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■亜麻猫スパーク
米どころ秋田に蔵を構える新政酒造。
地域を愛し地域に根差した、こだわりの酒造りを行う酒蔵です。
酒米は、秋田県で栽培された米のみを用いて醸造。
酒母には、天然の乳酸菌を活用する伝統製法「生酛」のみを採用しています。
また、同蔵は現存する清酒酵母の中では最も古い「きょうかい6号」(六号酵母)の発祥蔵。
使用する酵母は、その「きょうかい6号」(六号酵母)のみを用いています。
今日いただくのは、新政ラインナップの中でも最も個性的な作品とも言える「亜麻猫」。
そのスピンオフとなる「亜麻猫スパーク」です。
「亜麻猫」は、通常の清酒用麹に加えて、強い酸味を持つ焼酎用麹(白麹)を用いて醸造した、高酸味が魅力の日本酒。
それを瓶内二次発酵させた活性濁り生酒が「亜麻猫 スパーク」です。ラベル裏には次のようなメッセージが刻まれています。
本作品は、当蔵の誇る高酸味清酒「亜麻猫」の発泡バージョンです。密閉した瓶の中で、生きている酵母が発酵してガスが生み出されています。このため、お買い上げ後はすみやかに冷蔵庫に入れて管理し、できるだけ早くお飲みください。なお品質の向上のため、今年から735ml封入しましたので、開栓の際の難易度が少しあがりました。噴き出さないように、少しずつガスを抜きながら慎重に開封してください。
(ラベル裏より)
■飲み口は
それでは、新政ラインナップの中でもひと際個性的な逸品「亜麻猫スパーク」をいただきましょう。
慎重に開栓して杯に注ぐと、杯の中でシュワシュワと炭酸が弾けます。
これは、日本酒というよりシャンパンの風体です。
杯を傾けてひと口含むと、風味もまるでシャンパン…。
香りも酸味もシュワシュワ感も。日本酒とは思えない、エレガントな飲み口を楽しめます。
白麹由来の強い酸味が、独特な風味を醸し出しているのかもしれません。
酸味がしっかり効いていて、柑橘系のフレッシュな香りを楽しめます。
さらに発泡なので、爽快感が半端ありません。
個性的な「亜麻猫」が、発泡うすにごりの「スパーク」となって、さらに個性を増した印象。
飲んだ後に微かに広がる甘みが、この酒が米からつくれらたことを思い出させます。
アルコール度数も低いから飲みやすさ抜群です。これは止まらない…。
気づけば、あっという間に瓶の中が残りわずかに…。
「できるだけ早くお飲みください」(ラベル裏)と言われずとも、すぐに飲み干してしまったのでした。
ありがとう、新政! ありがとう、亜麻猫スパーク!
■基本情報
名称:亜麻猫スパーク
原材料名:米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)
精米歩合:麹米55%、掛米60%
原料米名:秋田酒こまち100%使用(秋田県産)
使用酵母:きょうかい6号
アルコール度:12%
製造者:新政酒造株式会社
秋田県秋田市大町6丁目2-35