その名の由来は秀吉を天下人にのし上げた「賤ヶ岳の七本槍」!勝利の酒「七本鎗」を飲む。

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、純米酒「七本鎗」無濾過生原酒です。

蔵元は、北近江の酒蔵、冨田酒造有限会社。
酒米として地元・滋賀県産「玉栄」を100%使用しています。

賤ヶ岳の七本鎗

「七本鎗」って、インパクトのある名前ですよね。なんか勇ましい感じ。

それもそのはず、その名前は「賤ヶ岳の七本槍」に由来します。
賤ヶ岳の七本槍とは、本能寺の変の翌年に起きた、織田信長の跡目をめぐる「賤ヶ岳の戦い」で、羽柴秀吉を勝利に導いた七人の若武者のことを言います。

加藤清正、片桐且元、福島正則ら、歴史好きにはたまらない面々ですね。
大河ドラマ「真田丸」でも重要な役回りを演じてました。

この冨田酒造は、その賤ヶ岳の近く、琵琶湖の最北端にあります。
創業は、賤ヶ岳の戦いに先立つこと40年、1534年と言われていますから、この戦も近くで見守ったのかもしれません。

勝利を導く酒

その活躍が秀吉を天下人にしたという由来もあって、七本鎗は、「勝利を導く酒」、「縁起の良い酒」として、多くの人に愛されています。

江戸時代には、参勤交代でこの琵琶湖の北を通った一行がこの酒を好んで飲んだと言います。
もしかしたら、参勤交代の苦労に耐えながら、秀吉の偉業を偲んで、この「七本鎗」をあおってていたのかもしれません。

ちなみに、かの魯山人も愛したお酒みたい。
「七本鎗」の鎗が木偏ではなく金偏なのは、魯山人が彫った扁額によるそうです。

その飲み口は

さあ、勝利の酒をいただきましょう!
一口飲むと酸味が鼻にツンときます。
その後に口の中に広がる、力強い米こうじの発酵した香り。

ひとことで言うと、たくましい!
まさに、「賤ヶ岳の七本鎗」のように力強い日本酒ですね!

ラベルにはこんな風に書いてあります。

「絞ったお酒を熱処理、ろ過等せずそのまま瓶詰めしました。
この時期だけのフレッシュな味わいをお楽しみ下さい。
絞りたての生酒のため、なるべく早めにお飲み下さい。
無濾過のため、瓶底にうっすらオリが溜まることがありますが、
品質上問題ございません。」

まさに、秀吉を援けた七人の若武者のように、フレッシュでたくましい日本酒です。
大切な日の前に、景気付けに一杯いきたいお酒、七本鎗。ごちそうさまでした!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

一口飲んだら「おいしい」言うてもらえるお酒を造ろうや。石鎚山の麓、愛媛の小さな酒蔵がつくった「にこまる純米酒 寿喜心」を飲む。

こんにちは。夢中図書館へようこそ。
館長のふゆきです。

今日の「夢中」は、にこまる純米酒「寿喜心」(すきごころ)です。

■愛媛の日本酒

四国は愛媛のお酒です。
四国の日本酒というのも東京では珍しいですが、「にこまる」も聞きなれない単語です。

「にこまる」とは、酒米として使われている米の銘柄。九州長崎で開発されたイネの品種で、普通のご飯としても食べられているお米だそうです。
この「寿喜心」は、愛媛県産の「にこまる」を用いた純米酒。

醸造元は、愛媛県伊予地方に蔵を構える首藤酒造。
穏やかな瀬戸内海と西日本最高峰の石鎚山系に囲まれた、西条市小松町という小さな町の酒蔵です。

瓶のラベルに「霊峰石鎚山の恵み」と書かれてある通り、石鎚山の自然がつくり出した地酒です。
日本の名水100選に選出される、石鎚山を源とする水流と、その恵みを受けて育まれた愛媛県産「にこまる」が原料。

「一口飲んだらすぐに『おいしい』言うてもらえるお酒を造ろや」と家族で丹念に酒造りに励んでいるそうです。

■「にこまる」の名にふさわしい飲み口

その思いの通り、飲み口はとても柔らか。
飲み口は爽やかで、柑橘系の酸味と香りが口の中に広がります。
自然に「おいしい」の一言が口をつきました。

「にこまる」の名にふさわしい、家族の思いのこもった、やさしい味わい。
飲む者も笑顔にしてくれます。
ラベルにワンポイント付いた、ニコちゃんマークも可愛らしいですね!

ありがとう、にこまる純米酒「寿喜心」!
これからも「おいしい」と言葉が出るお酒を届けてください。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

「#東北でよかった」。阿武隈の広大な自然が育んだ、美しい日本酒「一歩己」。がんばろう!東北。

今日の「夢中」は、福島の地酒「一歩己(いぶき)」です。

蔵元は、福島の豊国酒造。
阿武隈山地の小さな町にある蔵元ですが、歴史は古く、江戸の天保年間の創業ということですから、約200年の歴史を持つ、伝統ある酒蔵です。

阿武隈の地産へのこだわりも、この蔵の特徴です。
阿武隈で育てられた米、阿武隈で湧き出る伏流水。これらを原料に、阿武隈の地で、人の手により丹精込めた酒造りを行う。
200年に渡って変わらない、阿武隈の地酒。
その一つが、今回紹介する「一歩己」です。

「一歩己」は、豊国酒造を代表する銘柄の一つ。
伝統と格式を承継しつつも、現代嗜好への融合をコンセプトにつくられた新しい日本酒です。

ラベルにはこんな記載があります。

「ただ真っ直ぐに、そこにある酒と向き合い、ただ夢中で醸すことを楽しむ。
焦らず、弛まず、一歩ずつ。若き蔵人」

福島の若き蔵人が踏み出した、真摯で力強い、己の一歩。そんなこだわりが名前にも込められた「一歩己」。
飲み口清らかで、フルーティな味わい。この辺はおそらく若き蔵人の挑戦の成果でしょう。
伝統のしっかりした酒造りがあるから、今風でありながらも、根本にはしっかりした王道の日本酒の味がある。そんな地酒です。

200年の伝統と、若き蔵人のこだわり。それが見事に融合した日本酒です。
阿武隈の地酒「一歩己」。オススメです!

追:
某政治家が、震災が起きたのが「東北でよかった」などという、とんでもない失言をして大臣を辞任しましたが、
それを逆手に、ハッシュタグ「#東北でよかった」をつけて東北地方の美しさを伝える投稿が大量にされているのだそうです。

東北地方の美しさは、自然や風景だけではありません。
その郷土の人や文化、食そして日本酒も、とてもすばらしい。

この「一歩己」も「#東北でよかった」。阿武隈の自然に育まれてよかった。

これからも、微力ながら応援し続けます。
がんばれ、一歩己! がんばろう、東北!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

巨匠が愛した地酒「大観」。震災の苦難を乗り越え受け継ぐ味とは!?

今日の「夢中」は、茨城の地酒「大観」です。

製造元は、茨城県日立市にある酒蔵です。
看板の「大観」は、茨城出身の横山大観にちなんだもの。
日本画の大家、横山大観氏は大の酒好きだったようです。食事の代わりに酒を飲んでいたなんて逸話も残っています。


そんな大観先生が茨城で画作に取り組んでいた時に愛飲していたのが、森島酒造の酒だったそう。
ある年の新酒を大観先生がたいそう気に入られて、「大観と名付けてはどうか」と言って、命名したそうです。
それが昭和28年のこと。銘酒「大観」誕生の瞬間ですね。

それ以来、大観先生だけでなく、全国の酒好きに愛されてきた「大観」。
そんな酒蔵を襲ったのが東日本大震災でした。
酒蔵があるのは太平洋のすぐそば、直線距離で30メートルのところ。
そこを、大きな揺れと津波が襲いました。

当時の被害状況が同社のホームページに記載されていますが、2000リットルもの日本酒が失われたそうです。
蔵の床にはいくつもの亀裂が走り、壁の亀裂からは空が見えたというから、大変な被害ですね。

そんな中でも、「出来ることから始めよう」と少しずつ酒造りを再開。
最初は亀裂の入った酒蔵で、ヘルメットをかぶって酒造りに励んだそうです。

そんな努力が実を結んで、震災の苦難を乗り越え、「大観」は、さらに高い評価を得るに至っています。
その味は、すっきりと綺麗な味わい。酸味が強めのさっぱりとした飲み口。
これは大観先生ならずとも酒好きなら、食事無しで何杯でもいってしまいそう。
今年も、大観先生が大満足のお酒に仕上がりました。天国で飲み明かしてるんじゃないかしら?


ありがとう、森島酒造!これからも巨匠が愛した「大観」を後世に受け継いでいってください!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

長野県佐久の銘酒「明鏡止水」。邪念なくつくられた、力強い純米吟醸酒をグイっと行け!

今日の夢中は、長野の銘酒「明鏡止水」。

明鏡止水(めいきょうしすい)とは、邪念がなく、澄み切って落ち着いていること。
その名の通り、澄み切った、爽やかな日本酒です。

この酒をつくったのは、長野は佐久の酒蔵、大澤酒造。
北に浅間山、南に蓼科山を見晴らせる長野県東部に位置し、良質な米と水に恵まれた環境のもと、「邪念なく」酒づくりに励んでいるようです。

さて、その味ですが。。。
ひとことで言うと、力強い!

一口飲むと、口のなかに濃厚な米の香りが広がります。
「澄み切った」といっても、端麗ではなく濃醇。

これは日本酒の王道といった感じ。
米麹の香りが残っていて、胃に染み入ります。
苦手な人には厳しいかもしれませんが、ハマる人にはハマりそう。

個人的にはちょっとハマっちゃいました。
この前買ってきた千葉房総のつまみを肴に杯を傾けたら、あっという間にいい気分に。
飲み過ぎ注意の日本酒です。

ありがとう、大澤酒造!これからも明鏡止水な酒づくりをよろしく!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

東日本大震災を乗り越え、爽やかなキレを磨き上げた「究極の食中酒」、純米吟醸おりがらみ「伯楽星」を飲む。

今回の「夢中」は、宮城の日本酒「伯楽星」。純米吟醸、おりがらみの生酒です。

蔵元は宮城県の新澤醸造店です。
代表的な銘柄であるこの「伯楽星」はJALのファーストクラスで提供されたりして、日本酒ファンのなかでは知名度の高いお酒ではないでしょうか。

この新澤醸造店、明治から続く歴史ある蔵元なのですが、実は廃業の間際までに追い詰められたことがあります。
それは2011年の東日本大震災。
日本観測史上最大となるマグニチュード9.0の揺れは、明治6年建造の蔵に壊滅的な打撃を与えました。

柱を歪ませるほどの衝撃により、数万本の酒瓶が割れ商品として出荷不能となったほか、タンクに熟成中の6000リットルの原酒も停電の影響で廃棄せざるをえなくなりました。

創業の地、三本木での醸造継続は困難。。。
そんな中、三本木から70キロほど離れた山形県境の川崎町に、使われていない酒蔵を見つけました。
幸運にもこの地は山あいにあって、綺麗な水がふんだんに湧き出ていました。
廃業の危機が一転、新たな酒造りへの出発点を迎えることになったわけです。

そんな酒造りへの真摯な思いがこもった日本酒が、この「伯楽星」。
しかもこの時期限定の、フレッシュな生酒です。

そのお味は。。。?
私の下手なコメントよりも、このお酒のラベルに書かれた、蔵元からのメッセージをお読みいただいた方がいいかもしれません。

『フレッシュな搾りたての味を皆さまにお届けできるよう、搾ってから速やかに出荷する限定の「生酒」です。
「究極の食中酒」を意識し、一層食材を引き立てる事・綺麗で爽やかなキレを演出する事を大切にしています。
繊細ながらも芯のある味わいをお楽しみください。』

新澤醸造店が目指す「究極の食中酒」とは、飲み疲れしない、食事とともにお代わりができる日本酒。
「究極の三杯目」を目指すと、同蔵元の社長が話しています。
生酒だから特に感じるのかもしれませんが、まさに「究極の食中酒」にふさわしい、三杯目も飲むたくなるような爽やかなキレのある飲み口でした。

ありがとう、伯楽星!がんばれ、新澤醸造店!これからも応援します!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

「おんな城主」も大満足のキレのある旨味。赤色ラベルは井伊家の赤備えのしるし。菩提寺住職の筆による「井伊直虎」は地元愛たっぶりの銘酒。

その名は「井伊直虎」。

今をときめく大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」にゆかりの、静岡は浜松のお酒です。

静岡県産米を100%使用したこだわりの日本酒。
ラベルの赤色は、井伊家の象徴である赤備えをイメージしています。
ちなみに「おんな城主」ならぬ「おんな杜氏」ということで、この辺もこだわってるのかも。

その味は、淡麗辛口のキレのある日本酒。常温でもクイックイッといけます。

実は、大河ドラマに井伊直虎が起用されると決まってから、地元の有志で開発されたお酒。
乗っかっちゃった感じですが、静岡産へのこだわりなど、酒づくりへと思いは真剣です。
地元浜松の「花の舞酒造」が醸造蔵となり、オリジナルの日本酒がつくられました。

インパクトのある「井伊直虎」の文字は、井伊家の菩提寺龍潭寺の住職の筆によるもの。

ラベルには次のような記載がありました。

直虎は井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれ、激動の時代に井伊家を守り、のちに徳川四天王となる直政を育てあげました。
井伊直虎をはじめ代々井伊家を祀る龍潭寺の第20代住職全裕師直筆の書をラベルにさせていただいた特別なお酒です。

大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」にかける地元の熱がたっぷりと込められた日本酒ですね。

ブームに乗った感は否めないですが、そんな批判をふっ飛ばすキレのある旨味。
これなら「おんな城主」直虎も満足でしょう。

ごちそうさまでした、純米吟醸「井伊直虎」!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

酒米にこだわった新政Colors(カラーズ)から「生成エクリュ」を飲む。「なかどり」は日本酒の一番美味しいところ。飲兵衛にとっては憧れの…?

今回の「夢中」は、お気に入りの新政酒造から「新政 生成 エクリュ なかどり」。

新政が自信を持ってお届けするヴィンテージ・シリーズ「Colors(カラーズ)」の一つ。

この「Colors(カラーズ)」とは、秋田の酒米の個性を味わっていただくための火入れシリーズ。
現在は5種類がラインナップされており、それぞれ原材料となる酒米が異なります。

ちなみに、そのラインナップとは、次のとおり。ちなみに「Colors(カラーズ)」の名のとおり、それぞれラベルの色が異なります。

「水墨 アッシュ」、原料米は亀の尾。ラベルの色は黒。
「秋櫻 コスモス」、原料米は改良信交。ラベルの色は桜色。
「天鷲絨 ヴィリジアン」、原料米は美郷錦。ラベルの色は緑。
「瑠璃 ラピス」、原料米は美山錦。ラベルの色は青。
そして、「生成 エクリュ」、原料米は酒こまち。ラベルの色は白。

ちなみに、以前、青のラベルの「瑠璃 ラピス」をいただいております。
そのときの紹介記事はこちら

今回いただいたのは、「生成 エクリュ」。
飲み口は、一言で言うと、まろやか。
酒こまちから醸し出されるほどよい甘みと新政らしいフレッシュな発砲感が絶妙。
これ、ヤバいやつですね。クイックイといっちゃいます。

新政酒造のホームページで「エントリーモデル」と評されているとおり、新政の良さをストレートに楽しめる逸品。
はじめてトライする人は、このブランドがいいかもしれませんね。

ちなみに、今回は、その「生成 エクリュ」ブランドでも選りすぐりの「なかどり」をいただきました。
ちょっとお値段は高めですが、たまにはいいかなと奮発!

日本酒は、搾り出す過程で味が少しずつ変わっていきます。
呼び名も違っていて、最初の部分を「あらばしり」、途中部分を「なかどり」、最後の部分を「責め」と言います。

このなかでも「なかどり」は、香りのバランスがよく、もっとも良い部分とされているんです。
日本酒の品評会でも、だいたいこの部分が出されるんだって。

あー。。。日本酒の最良の「なかどり」が取り揃えられた品評会。
飲兵衛にとっては、天国のような場ですね。うらやましい。。。

ということで、今回は、酒米にこだわった新政「Colors(カラーズ)」シリーズから、「生成(エクリュ)」をいただきました。ありがたや、選りすぐりの「なかどり」にて。

いつもながら満足感たっぷりの逸品でした。ありがとう、新政酒造!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

その由来は遠く平安の源平の戦にあり!ご機嫌なほろ酔い詩人が残した俳句は「いつもよしつね」?大吟醸「一乃谷 暁」を飲む。

今回の「夢中」は、越前の銘酒「一乃谷 暁」。大吟醸です!

このお酒、名前は、源義経の活躍で有名な「一乃谷の戦い」に由来します。

ときは平安末期。源平の争いの佳境。
場所は、いまの神戸市須磨区あたりと言われています。

木曽義仲に京を追われた平家一群が、京を奪還すべく大群を進めます。
それを阻止したのが、戦の天才、源義経でした。

彼は、この「一乃谷の戦い」において、平家がまったく警戒していなかった断崖絶壁からの奇襲を仕掛けます。
のちに「逆落とし」と言われるこの奇襲は、地元の民が「到底人馬は越えられない」と評した断崖絶壁からの、70騎の人馬一体となった駆け下りでした。

平家軍は、予想もしなかった崖の上からの奇襲に混乱を来たして、敗走を重ねます。
のちの平家滅亡の端緒となった戦と言っても過言ではありません。

…で、なんで、そんな神戸の戦が越前の銘酒の由来になったかというと、昔のひとの洒落です。

当時「麦屋の酒」と言われていたこのお酒を飲んだ京都の俳人が、次のような句を短冊に残して帰りました。

「麦屋の酒は一乃谷 くまがい(熊谷)で飲めばいつもよしつね(義経)」

越前の国には有名な「くまがい茶碗」という器があって、俳人はこれで酒を飲んだんですね。
それでご機嫌になったんでしょう。
「一乃谷の戦い」で活躍した熊谷直実と「くまがい茶碗」をかけて、さらに源義経と「常に良い」をかけた、素敵な俳句を残しています。

そんな酒蔵「宇野酒造場」は創業1620年。約400年の歴史ある老舗酒蔵です。

能登杜氏が精魂込めてつくった日本酒は、上品でさわやかな切れ味。
大吟醸ならではのフルーティーな香りと澄んだ飲み口が楽しめます。

実はとってもコストパフォーマンスもいいんですね。
高級な大吟醸酒なのにこの値段でいいの?と思っちゃう。

日本酒ブームのなか、とんでもない値段で売られている大吟醸酒がありますが、こちらはむちゃくちゃ良心的。
これも昔の京の俳人がご機嫌になった理由のひとつかもしれません。

お酒も謂れも満喫させていただきました。
ありがとう、一乃谷、宇野酒造場!

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング

濃厚な米の甘みととろり感あふれる飲み口。ご先祖様に感謝する太古のにごり酒。「紀土 純米吟醸酒 にごりざけ生」を飲む。

和歌山の地酒、平和酒造の銘酒「紀土」の新酒が届きました。
「紀土 純米吟醸酒 にごりざけ生」。

写真をご覧になって分かるように、瓶の底に大量のオリが沈殿しています。

栓を開けると、プシュっという日本酒らしからぬ音が。ビールみたい?
よく見ると「開栓注意」の注意書きが。

「開ける際はふたを開け閉めしながら、少しずつガスを抜いて、ゆっくり開栓してください。」

発泡性の高いお酒のようです。
みるみるうちに、オリが栓のほうに舞い上がってきます。

あっという間に真っ白に!
結構、帰り道、気にせずにぶらぶら振ってきたからだな。
危険な状況になったので、栓を締め直しました。

その飲み口は、やっぱりクリーミー。とろーりした口あたり。
しかもガスがむちゃ強い!できたて、しぼりたての荒々しい味です。

米の甘みも濃厚。
昔のお酒って、こんな感じだったのかなぁと、遠いご先祖様を想像しちゃいます。
きっと飲兵衛だったんだろうなぁ。DNAを受け継ぎました。。。

この甘くてとろけるような飲み口。ヤバいです。
あっという間に飲み干しちゃいました。

この紀土、リーズナブルなのもいいですね。飲兵衛にやさしい酒蔵です。

ありがとう、紀土、平和酒造!
そして、ありがとう、ご先祖様!飲兵衛のDNAを残してくれて。

にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村


日本酒ランキング