こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中図書館「日本酒館」は、その街の食と酒を楽しむ「その街酒場」。
今日は、九州の福岡へ…。博多駅からほど近い祇園エリアにある「鍋処いずみ田」で美味しい料理と美味しい日本酒をいただきます。
■鍋処いずみ田
旅した先の食と酒を楽しむ「その街酒場」。今回は九州福岡に行ってきました。
たくさんの飲食店が立ち並ぶ福岡。今回向かったのは、博多駅から徒歩10分ほど、歴史情緒も残る祇園エリアです。
祇園エリアにも数多くの飲食店がありますが、その中からこちらの店を訪れました。
「鍋処いずみ田」です。その名のとおり鍋が売りの店ですが、一品料理もお酒も豊富とのこと。
さっそく入店。メニューを開くと、九州・福岡の日本酒もラインナップされていました。
ということで1杯めは、「田中六五」（たなかろうじゅうご）純米。福岡の酒です。
この酒を醸す白糸酒造のある福岡県糸島市は、日本有数の山田錦の生産地。
もちろん田中六五も糸島産山田錦を100％使用。やさしい酸味が効いた、スッキリやわらかな味わいを楽しめました。
メニューも九州産のものが充実。初めに頼んだのは「きびなご刺」です。半人前も対応してくれました。
ひと口含むと、甘い…。噛むほどに甘さが満ちていきます。新鮮なんだろうな、臭みもありません。酢味噌と醤油お好みで。
■鬼滅の酒もピリ辛鍋も
続いての日本酒は、佐賀の酒「天吹（あまぶき）鬼滅の辛口 鬼夜」。
「ULTRA DRY 超辛口」とラベルに刻まれている通り、キリッと身体の芯まで引き締まるような飲み口です。さすがは鬼滅の辛口…鬼どもを退散させるほどのキレ味を楽しめます。
合わせる料理は、まずは「明太子天ぷら」。明太子の天ぷら、初めてかも…。
箸でつまんで口の中に放り込むと、カリッとした食感で、中は半レアな明太子。これは酒のお供に最高です！
さらに「黄金穴子炙り刺」もオーダー。こちらも半人前で。穴子の刺身も、もしかして初めてかも…。
こんな透き通るような白身だったのね。弾力あるコリコリとした食感がたまりません…。数口噛んでいくと、あの穴子の旨みが広がっていきます。これも酒のお供に最強です！
たまらずもう1杯、日本酒をオーダー。「喜多屋 蒼田（そうでん）」特別純米・山杯仕込み。福岡八女の酒です。
これはスッキリしていながら、濃いめの甘みが口の中に広がります。キリリとしながらも、その後にゆるりと広がる甘みがたまりません…。
実はこの酒、肉料理と最高の相性をうたう「肉食系純米酒」。これを頼んだのも、次にこの鍋を注文していたからです。
それがこちら、いずみ田名物という「元祖慶州鍋」。店イチ推しの「いずみ田といえば、まずはこの鍋」という逸品です。
創業者がちゃんこ鍋をもとにオリジナルで考案したという、慶州味噌ベースの韓国風ピリ辛鍋。
具材は、1mm以下の極うす豚バラ肉と、ほうれん草、ねぎ、ニンジンなどの野菜を使用しています。
これがもう、問答無用の美味さでした。慶州味噌ベースのスープの酸味と辛味が絶妙…。
厚さ1㎜以下にこだわった豚肉はスープの旨みをぜんぶ吸い取って最高の味わいに。ほうれん草もこれまた慶州味噌とよく合います。
最後は、韓国冷麺を入れて〆。お腹がパンパンになりましたが、料理も酒も美味しかった…。大満足のその街酒場となりました。
今日の夢中は、その街酒場「博多祇園」鍋処いずみ田！博多の一品物から日本酒、ピリ辛味噌"元祖慶州鍋"も！でした。
ありがとう、鍋処いずみ田！ ありがとう、その街酒場「博多祇園」！
■基本情報
名称：鍋処いずみ田 祇園店
住所：福岡県福岡市博多区祇園町２−２９
アクセス：地下鉄「祇園」駅から徒歩1分
営業時間：11:30～14:00、17:30～22:30（土曜は夜のみ）
定休日：日曜・祝日
