
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中図書館「日本酒館」は、その街の食と酒を楽しむ「その街酒場」。
今日は、九州の福岡へ…。博多駅からほど近い祇園エリアにある「魚房三徳」で美味しい料理と美味しい日本酒をいただきます。

■魚房三徳
旅した先の食と酒を楽しむ「その街酒場」。今回は九州福岡へ…。
向かったのは、再びどころか三度ともなる博多祇園。このエリア、美味しい飲食店が沢山あるんですよね。
今日はその中から、こちらの店を訪れました。「魚房三徳」(ぎょぼうさんとく)です。
魚料理が美味しいと人気の店。電話で予約してから向かいました。


1杯目は、福岡久留米産のごま焼酎「紅乙女」。その名のとおり、ごまを使った焼酎。蒸留酒でごまを使ったものでは世界初の酒です。
ひと口含むと、確かにやって来ました、ほのかにごまの香りが…。これは初体験の風味。香りを呑む焼酎です。お通しと一緒にいただきました。


1品目の料理は、ごま繋がりを狙ったわけではないですが、福岡の郷土料理「ごま鯖」。
これがもう、酒の肴に最高…。ごまの甘い風味と鯖の旨味の絶妙なコラボ。鯖はこだわっているというだけあってプリップリの食感を楽しめました。


2杯目の酒は、ご当地の日本酒をいただきましょう。福岡の酒「三井の寿」純米吟醸。
漫画「スラムダンク」の三井寿ラベルが人気を呼びました。味の方はキレ味するどくスッキリとした酸味。日本酒度14度の超辛口の酒です。


この辛口の酒は、油料理にも合いそう…。とうことで、「たけのこの天ぷら」を注文。
アツアツで、シャキシャキとした食感。噛むほどにやさしい甘みが広がりました。もちろん、辛口酒との相性も抜群です。


■郷土料理と地酒の共演
続いての日本酒も、地元・福岡の酒。「駿(しゅん)」純米です。
これまたキレのある辛めのお酒。まさに駿馬のように、軽快で疾走感あふれる飲み口です。これはどんどん杯が進んじゃう…。


この酒と同じタイミングで届いた料理が、「糸島産豚の岩塩焼き」。福岡の糸島は自然豊かな地域で、農産物の一大産地でもあります。
その糸島産の豚肉を岩塩で焼いた料理は、シンプルだからこそ旨さをそのまま味わえる逸品。豚肉はしっかりとした肉質で、噛むほどに旨みが滲み出ました。


もう1杯飲みたくなって、熊本の酒「産土」(うぶすな)をオーダー。この酒、杯に注いだらシュワっと泡が弾けました。
杯を傾けると、ビリリと発泡感、驚くほどのフレッシュな酸味。新鮮な果実のような味わいです。まるでスパークリングワインのよう…。


〆の料理は、博多名物「もつ鍋」で。味は醤油でいただきました。
目の前でぐつぐつ煮られるところから食欲がそそられます。もつの旨みとキャベツの甘みが絶妙…一気に平らげました。


これはいい店に出会えました。最高の郷土料理と最高の地酒をいただけます。「魚房三徳」、最高でした。
今日の夢中は、その街酒場「博多祇園」!福岡の郷土料理と地酒をあれもこれも"魚房三徳"…でした。
ありがとう、魚房三徳! ありがとう、その街酒場「博多祇園」!
■基本情報
名称:魚房三徳
住所:福岡県福岡市博多区祇園町4−6 平田ビル 1F
アクセス:地下鉄「祇園」駅から徒歩4分
営業時間:17:00~0:00
定休日:日曜日