
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、富士山の仕込水で醸す「旦」(だん)!力強く純粋に美味い純米無濾過生原酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■旦(だん)
富士山の麓・山梨県大月市に蔵を構える笹一酒造。
笹一の「笹」は酒を意味し、「一」は酒の日本一を目指すという思いを込めて命名されました。
この地に流れるのは、富士山の雪解け水が何十年もの歳月をかけて濾過された澄み切った水。
その銘水を酒の仕込水として用いることで、全国最高の酒米の特徴を活かした醸造に力を入れています。

今日いただく日本酒は、その笹一酒造がいま最も力を入れている銘柄「旦」(だん)です。
350年超の歴史を刻む酒蔵が伝統製法に立ち返って、富士山の仕込水と最高の酒米で醸す、シンプルだが贅を極めた日本酒。
酒銘の「旦」には、「日の出」「はじまり」の意が名に込められています。
笹一酒造の新たな歴史の「はじまり」を告げる酒です。「旦」純米、無濾過生原酒。さあ、いただきましょう。
■飲み口は
それでは早速、富士山の仕込水を用いた「旦」純米、無濾過生原酒をいただきましょう。
ラベルに刻まれているのは、書家の金澤翔子さんによる力強い「旦」の文字。
そのラベルを眺めながらぐびりとひと口含むと、その飲み口も「旦」の文字に負けず劣らず力強い…。


さすがは無濾過生原酒。米の旨みがそのまま抽出されたような、旨みと甘みが広がります。
酒米にもこだわっているのが「旦」の特徴、この酒は、麹米に「五百万石」、掛米に「美山錦」が使用されています。
さらに、フレッシュな酸味とフルーティーな香りが、口の中を満たしていきます。
このみずみずしさの元となっているのが、富士の湧水。仕込水として富士御坂の清流水が用いられ、爽やかな風味を楽しめます。


これは、どんな食事にも合いそう…。「純粋に美味い食中酒として最高の日本酒づくりに没頭する」。
そんな言葉が「"旦"の神髄」として同蔵HPに書かれていますが、まさにその名のとおり、最高水準の食中酒となっています。
今日の夢中は、富士山の仕込水で醸す「旦」(だん)!力強く純粋に美味い純米無濾過生原酒でした。
ありがとう、日本酒「旦」! ありがとう、笹一酒造!
■基本情報
名称:旦 純米 無濾過生原酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:麹米(五百万石)、掛米(美山錦)
精米歩合:60%
アルコール分:15度
仕込水:富士御坂清流水 硬度3
製造者:笹一酒造株式会社
山梨県大月市笹子町吉久保26