福岡の歴史ある温泉で地酒と美食を堪能!二日市温泉「松原旅館」と地酒「菊美人」霞始メテ靆ク

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、福岡の歴史ある温泉で地酒と美食を堪能!二日市温泉「松原旅館」と地酒「菊美人」霞始メテ靆クです。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■二日市温泉

城巡り、史跡巡り、ラーメン巡りに酒巡り…。今回の九州遠征は、なんとも盛りだくさんな旅となりました。
最後に、旅の終わりに泊った温泉宿で満喫した料理と酒を紹介して、九州の旅ブログを締めくくりましょう。

今回最後に泊ったのは、福岡にある二日市温泉という、万葉集にも歌われた歴史ある温泉地。
そちらにある小さな温泉旅館「松原旅館」に宿泊しました。「実家や親せきの家に泊まっているような家庭的なおもてなしの宿」という紹介でしたが、本当にアットホームでいい宿でした。

売りのひとつが地元の食材を使った食事。近海の魚を中心に、丁寧に手づくりされた料理が提供されます。
この日もずらりと魚介や煮物・焼き物がテーブルに並びました。個室での提供なので、ひとの目を気にせず、マイペースで食べられるのもありがたい…。

この日は海が荒れててあまり入荷できなかったとのことでしたが、それでもラインナップは十分。
刺身(帆立、サーモン、ブリ、イカ)、太刀魚の焼き物、バイ貝の煮物、ホタルイカの酢の物…。

刺身はどれもこれも新鮮美味。特にブリの弾むような歯応えにびっくり。噛むほどに魚介の旨みが広がりました。ホタテも甘いっ!
太刀魚は長崎野母崎産。これが脂のノリがすごい…。付け合わせの生姜大根が絶妙…太刀魚の旨みがさらに際立ちました。

バイ貝は、コリコリの食感がたまらない…。味もタレがよく染みていて潮の香りを楽しめます。
ホタルイカの酢の物は、味噌との相性が絶品抜群。ワタの苦みと絡み合って箸が加速。とろけるような食感も最高でした。

魚だけじゃない。肉だって美味しい。豚肉はジューシーで肉味をしっかりと楽しめます。
小鉢の肉じゃがも家庭の味がして美味しかった…。ほんと実家に帰ってきたような居心地の良さを感じられます。

途中で、真海老(しんえび)の揚げ物が到着。カラッと揚げられていて、パリパリとした食感が美味でした。
最後は、大ぶりの苺で〆。聞くのを忘れましたが、福岡産あまおうだったのかしら?めちゃ甘かったです。

■「菊美人」霞始メテ靆ク

これだけ美味しい料理が並んだら、やっぱり美味しいお酒が飲みたいですよね。
でも、こちらの旅館はお酒のメニューが無いのです…。でもご安心を。その代わり持ち込みOKとなっています。

これ、実はありがたいですよね。自分の好きなものを飲めるんだから。
…ということで、食事の前に近くの酒屋で日本酒を物色。お店の人からもいろんな話をうかがって、おススメの酒を購入しました。

それがこちら、春の純米「菊美人」霞始メテ靆ク(かすみはじめてたなびく)です。
福岡県みやま市の酒蔵「菊美人酒造」が醸す日本酒。黄と緑のあざやかなラベルは、蔵のある筑紫平野矢部川の土手に菜の花が咲く春の風景をイメージしたものです。

「菊美人」は柳川出身の北原白秋が愛飲した酒。ラベルの題字は白秋が蔵で菊美人を飲みながら書いた直筆なのだとか。
そんな話を聞くと、この日本酒がますます趣深く感じられます。こうやって地元の酒と出会えるのも旅の醍醐味ですね…。

そんな出会いに感謝しながら、杯にトクトク注いでひと口あおると…。
その飲み口は、まさに春のそよ風のようにスッキリ爽やか。透明感ある酸味が口のなかを吹き抜けていきます。

淡麗にしてやわらかな味わいは、「菊美人」という銘柄名のとおり、美しさとやさしさを兼ね備えています。
これは料理に合う…。料理自慢の二日市温泉「松原旅館」にぴったりの酒チョイスだったんじゃないかしら。

今日の夢中は、福岡の歴史ある温泉で地酒と美食を堪能…二日市温泉「松原旅館」と地酒「菊美人」霞始メテ靆クでした。
ありがとう、二日市温泉「松原旅館」! ありがとう、菊美人!

■基本情報(日本酒)

名称:「菊美人」霞始メテ靆ク(かすみはじめてたなびく)
原材料名:米(福岡県産)・米こうじ(福岡県産米)
原料米/使用割合:夢一献/全量
精米歩合:60%
アルコール分:15度
製造者:菊美人酒造株式会社
福岡県みやま市瀬高町上庄183番地

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