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こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「庭のうぐいす」純米吟醸あらばしり!微発泡感と繊細な旨味を楽しめる新酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
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■庭のうぐいす
今日の日本酒は、福岡久留米から届いた季節限定の新酒…。
それがこちら、「庭のうぐいす」純米吟醸あらばしり。生酒です。
庭のうぐいす…。お酒につけるには勿体ないような、可愛らしい名前ですね。
この名前は、一羽のうぐいすが庭の湧き水で喉を潤す姿を見て、名づけられたものだそうです。
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そんな素敵な名前をつけたのは、この日本酒を醸す蔵元「山口酒造場」の5代目当主でした。
この5代目が天保3年(1832)、有馬藩から酒造業の許可を得て酒蔵を創設。自らが名づけた「庭のうぐいす」の醸造をはじめました。
6代目の頃には、この「庭のうぐいす」は、有馬藩の御用銘柄に指定されるようになります。歴史と由緒ある酒蔵といえますね。
現在の当主は11代目。「造るのはnipponのこころです」を指針に掲げ、日本のよいもの、日本人の素晴らしさを世に伝えたいという志をもって、酒づくりに打ち込んでいます。
■飲み口は
それでは早速、「nipponのこころ」を造る山口酒造場の新酒、「庭のうぐいす」純米吟醸あらばしりをいただきましょう。
あらばしりとは、日本酒をしぼったときに一番初めに出てくるお酒のことです。
しぼりの最盛期である冬の時期に口にすることのできる、季節限定の日本酒です。
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ひと口含むと、ピリッと口の中を刺激する微発泡感…。
これぞ新酒、これぞあらばしりという、フレッシュで生命力あふれる飲み口です。
そのダイナミックな飲み口と共にやってくるのが、やわらかで繊細な旨味です。
キリリと引き締まる酸味と、やさしくとろけるような甘味…。どんどん杯が進んでいきます。
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この力強さと繊細さ…これが蔵元が追い求める「nipponのこころ」でしょうか…。
この味わいは、和食やフレンチ、イタリアンなど、どんな料理にも合いそう。これぞnipponの旨みなのかもしれません。
今日の夢中は、「庭のうぐいす」純米吟醸あらばしり!微発泡感と繊細な旨味を楽しめる新酒でした。
ありがとう、庭のうぐいす! ありがとう、山口酒造場!
■基本情報
名称:庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり
アルコール分:16度
精米歩合:50%
原材料名:米(国産)、米麴(国産米)
製造者:株式会社山口酒造場
福岡県久留米市北野町今山534番地1