こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「紀土 あがらの田で育てた山田錦低精米80%」純米酒です。
■あがらの田で育てた山田錦低精米80%
和歌山に蔵を構える平和酒造が醸す日本酒「紀土」。
今回いただくのは、純米酒「あがらの田で育てた山田錦低精米80%」です。
「あがらの」とは和歌山の方言で「私たちの」という意味。
だから、「あがらの田で育てた」というのは、「私たちの田んぼで育てた」と言う意味ですね。
しかも栽培に挑戦しているのは、酒米の山田錦。
大切に育てた山田錦だから、低精米にしたのでしょうか…。
「私たちの」田で育てた山田錦と契約農家がつくった山田錦を80%の低精米で精米して醸しています。
ラベルには、蔵人らが自社田で山田錦を育てている姿や、その山田錦でこのお酒が造られる過程をおさめた写真が載せられています。
このラベルを眺めていると、いかにこの酒が大切に造られたかが伝わってきます。
「紀土」のブランド名に込められた「紀州の風土」への思いも伝わってきますね。
■飲み口は
それでは、そんな酒蔵の思いが込められた「紀土 あがらの田で育てた山田錦低精米80%」をいただきます。
ラベルの写真を眺めながら、杯に酒を注ぎます。
そしてひと口含むと…。
力強い飲み口です。強烈な酸味が口いっぱいに広がります。
これは、「あがらの田」に込められた造り手たちの思いの強さ故なのか…。
「紀土」のブランド名に込められた「紀州の風土」も伝わってきます。
おそらく原始の酒は、低精米どころか精米しないで発酵させて飲んでいたでしょう。
まさに紀州の大地の味。これぞ酒って感じの飲み口でした。
ありがとう、紀土! ありがとう、あがらの田!
■基本情報
品名:紀土 純米酒 あがらの田で育てた山田錦低精米八十%
原材料名:米(和歌山県産)、米麹(和歌山県産米)
精米歩合:80%
アルコール度数:16度
製造者:平和酒造株式会社 和歌山県海南市溝ノ口119