こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中図書館「日本酒館」は、その街の食と酒を楽しむ「その街酒場」。
今日は、びわ湖のほとり滋賀大津へ。びわ湖浜に店舗を構える「HANABI」で美味しい料理と美味しい日本酒をいただきます。
■HANABI
今日は、びわ湖のほとり滋賀県大津市へ…。
趣味の城めぐり史跡めぐりをしたら、すっかりお腹が空きました。もちろん喉も乾いています。
…ということで、遠出をしたときの恒例「その街酒場」。今日の街は、滋賀大津です。
向かったのは、京阪びわ湖浜大津駅の近く、オレンジ色の暖簾看板が目をひくお店。
それが、2023年5月にこの地にオープンしたという「HANABI」。
滋賀の地酒を中心に日本酒とおばんざいが食べられると評判の日本酒居酒屋です。
さっそく暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」という女将さんの明るく元気な声。
カウンター席のみのこじんまりとした店内。その中の一席に腰掛け、いざ日本酒をいただきましょう。
さすがは日本酒推しの店、冷蔵庫にずらりと一升瓶が並んでいます。
そんなおススメ日本酒のラインナップが黒板に書かれています。半合からオーダー可、たくさんの種類を飲めるのがうれしいですね。
いろいろ種類があって悩みますが、やっぱり近江滋賀の日本酒が飲みたい…。
ということで「神開」純米吟醸をオーダー。滋賀県甲賀市にある藤本酒造が醸す日本酒です。
これが淡麗旨口、スッキリとした酸味で飲み口はまろやか。最初の一杯に最高です。
お通しは「なめ茸おろし」。このお通しで、料理にも手をかけているのが分かります。酒の肴にぴったり、クイクイと酒が進みました。
続いての日本酒は、こちらも甲賀市の日本酒「笑四季」(えみしき)。素敵な名前の笑四季酒造が醸す古式生もと純米酒です。
これまた淡麗旨口な味わい。伝統的な生もと造りだからでしょうか、先ほどの酒より深みとコク、後を引くような余韻を楽しめます。
この酒を合わせるアテは、「おつまみ鶏みそ(きゅうり付き)」。
さすがは日本酒好きという女将さん、日本酒のアテも間違いありません。絶妙な味付けに酒が進みます。再び杯が渇きました。
続いて女将さんにおススメされた日本酒は、ポップなラベルがレトロかわいい「ニューハツサクラ」。
これまた甲賀市の蔵元・安井酒造場製。甲賀市すごいな…。滋賀県産吟吹雪を全量使用した生酛造り純吟生酒です。
口に含んだ途端に広がる、しっかりとした酸味と柔らかな甘味…。ポップなラベルにこの味は、若者にも受けるんじゃないかしら。
合わせるおばんざいは、「オクラと結びしらたきひんやり煮」。よく出汁の染み込んだみずみずしい美味しさ。女将さんに感謝です。
もはや滋賀の酒は止まらない…。次の日本酒は「不老泉 寿扇」純米吟醸生原酒。滋賀県産山田錦100%使用。
滋賀県は米どころでもあります。そりゃ酒も美味しいよな…。こちらは滋賀県高島市の上原酒造が醸す日本酒です。
その味は、米の旨みたっぷりのやさしい味わい。すっきりとした酸味と渋味もあって、ずっと美しい飲み口を楽しめます。
この酒に合わせる料理は焼き物「塩サバ」をオーダー。もちろん、塩サバ&日本酒の相性は抜群、みるみるうちに酒が進みました。
この辺になってくると、周りの地元客とも和気あいあい、女将も交えてあーだこーだ、歓談も酒も進みます。
こんな雰囲気が自然に醸されるのが、こうした小さい酒蔵の良さであり、「その街酒場」の醍醐味だったりします。
〆の一杯は、お膝元の滋賀大津の日本酒「浅芽生」(アサヂオ)特別純米生原酒。
これまた滋賀県産滋賀渡船六号全量使用という滋賀愛たっぷりの日本酒。酸味強め、飲むほどに深みも滋賀愛も増していくような飲み口でした。
気づけば、すっかりいい気分。すっかり滋賀好き、滋賀の酒好きになっていました。
滋賀の酒って、広くは知られてないかもしれないけど、美味しい水も米も豊かな自然もあるから、そりゃ美味しい酒が生まれるよね…。
来てよかった滋賀、飲んでよかった滋賀の酒。今日の夢中は、その街酒場「滋賀大津」!びわ湖のほとりで美酒美食「HANABI」滋賀の酒に惚れる…でした。
ありがとう、滋賀大津! ありがとう、HANABI!
■基本情報
名称:HANABI(はなび)
住所:滋賀県大津市中央1丁目9−29
アクセス:京阪「びわ湖浜大津」駅から徒歩7分
営業時間:17:00 - 23:00
定休日:日月