
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「酔鯨」純米吟醸!新酒らしい瑞々しさとふくらみのある味わい"高育54号新酒生酒"です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■酔鯨
今日の日本酒は、土佐高知から届いた、なんとも土佐らしく酒呑みが好きっぽい名前の地酒。
その名は「酔鯨」。高知県高知市に蔵を構える酔鯨酒造が醸す日本酒です。

酔鯨酒造は1872年、景勝地として有名な桂浜にほど近い高知市長浜で創業。
1969年から「酔鯨酒造」として酒造りを営んでいます。いまは、創業の長浜蔵に加えて、最新の醸造設備を導入した土佐蔵を建造。
今回いただく「酔鯨」純米吟醸、高育54号新酒生酒は、その新たな蔵・土佐蔵で醸造された逸品。
地元の酒米「吟の夢」で醸した純米吟醸酒です。どんな飲み口でしょうか…。ゴクリと喉が鳴りました。
■飲み口は
それでは早速、土佐高知の銘酒「酔鯨」の新酒生酒をいただきましょう。
地元の酒米「吟の夢」の育種過程の試験番号「高育54号」を名前に冠した、「酔鯨」純米吟醸 高育54号新酒生酒です。


インパクトのあるラベルデザイン。鯨の尾をイメージしているのでしょう。
荒々しさを感じますが、飲み口はそんなデザインとは対照的にすっきり爽やか。透明感のある飲み口です。
口に含むとふんわりと、青りんごや洋梨を想起させるフルーティーな香りが立ち上ります。
特徴的なのは、舌の奥に沁みとおっていくような酸味…。キリリとしたシャープな酸味を楽しめます。


何口か進めていくと、舌の上にまろやかな甘みが残ることに気づきます。これは米由来の甘み…。
これが「吟の夢」の味わいでしょうか。新酒らしい瑞々しさとふくらみのある味わい…これが「酔鯨」の魅力なのかもしれません。
今日の夢中は、「酔鯨」純米吟醸!新酒らしい瑞々しさとふくらみのある味わい"高育54号新酒生酒"でした。
ありがとう、酔鯨! ありがとう、「酔鯨」純米吟醸 高育54号新酒生酒!
■基本情報
名前:酔鯨 純米吟醸 高育54号新酒生酒
原料米:吟の夢(使用割合100%)
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:50%
アルコール分:17度
製造者:酔鯨酒造株式会社
高知市長浜566-1