こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、秋田の名蔵が醸す新酒、「山本」ピュアブラックの荒走り、純米吟醸生原酒です。
■山本
秋田の地酒「山本」。
この日本酒を醸すのは、当図書館でも何度もとり上げているお気に入りの蔵元、山本合名会社です。
明治34年創業の老舗。一時経営危機に陥りますが、6代目山本友文さんが蔵元に就いて杜氏制を廃止するなどの改革を断行、全国に名を知られる人気酒蔵になりました。
その山本さんが精魂込めて造り上げたのが、「山本」ブランドです。
この「山本」から、定番のピュアブラックの新酒しぼりたての生酒が届きました。
それが今日いただくこちら。
「山本」ピュアブラック、荒走り、純米吟醸生原酒です。
人気の山本、しかも季節限定の荒走りをいただけるのはうれしい…。
ラベル裏には、この新酒に込めた蔵からのメッセージが刻まれていました。
荒走り 要冷蔵
この商品は2007年に6代目蔵元の山本友文が製造責任者として酒造りを始めた際に、主力の純米吟醸は自身の勉強も兼ねて一連の作業工程を手掛ける！というコンセプトのもと立ち上げたブランドです。
ラベル裏より
その後年月が経ち山本の体力も落ちたため、作業は若い蔵人が行い本人は司令塔として酒造りに携わっています。
香りは敢えて控え目に抑え、柑橘系のフルーツを連想させるジューシーな酸味と、日本刀のような鋭いキレ味をイメージして造りました。
■飲み口は
それではさっそく、「山本」ピュアブラックの荒走りをいただきます。
開栓して杯に注ぐと、ほのかに甘酸っぱい香りが広がります。
しぼりたての新酒が、蔵からトクトクと注ぎ出している姿を思い描いて、ぐびりとひと口…。
口の中に広がる、フルーティな酸味と甘味。
「日本刀のような鋭いキレ味」と表現していますが、たしかにキレ味抜群。爽やかなキレを楽しめます。
そして、この新酒荒走りの特徴は、そのフレッシュな荒々しさ。
蔵から飛び出て元気いっぱい、舌にガス感を感じることができます。ワイルドな飲み口、生き生きとした力強さを感じることができます。
これは飲んでて元気をもらえる感じ。命かがやく日本酒です。
やっぱり「山本」好きだなぁ…。今年も何本も飲んでいくことでしょう。
ありがとう、山本！ ありがとう、ピュアブラック荒走り！
■基本情報
品名：山本 純米吟醸 荒走り 生原酒
原材料名：米（秋田県産）、米麹（秋田県産米）
精米歩合：麹米50％、掛米55％
アルコール分：15度
製造者：㈱山本酒造店
秋田県山本郡八峰町八森269
