こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「湊屋藤助」純米大吟醸!越淡麗が生み出す爽やかな香りと厚みある米の旨み…最上級の美味い酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■湊屋藤助
今日の日本酒は、越後湯沢から届いた日本酒…。
「湊屋藤助」(みなとやとうすけ)純米大吟醸です。
なんともインパクトのある銘柄名ですよね…。
これは、この酒を醸す白瀧酒造の創業者の名前を冠したものです。
今から約170年前の安政2年、江戸と越後を結ぶ湯沢の地で白瀧酒造を創業したのが、初代湊屋藤助。
その老舗酒蔵が、創業以来培った技術と知恵を存分に注ぎ込んで醸した最上級の酒が、「湊屋藤助 純米大吟醸」です。
使用する酒米は、新潟県が15年の歳月をかけて開発した「越淡麗」。
新潟県生まれの原材料を使用して、170年の伝統を受け継ぐ蔵人たちが丁寧に仕込んだ純米大吟醸酒です。
ラベル裏には、蔵元から次のようなメッセージが記されています。
新潟県産の原料米を使用して丁寧に仕込んだ純米大吟醸酒。さわやかで品のある香り。米のうまみを引き出した厚みのある味わい、奥深いコクをのど越しに感じさせます。
(ラベル裏より)
「問わず語らず。」お楽しみください。
■飲み口は
それでは早速、今日の日本酒「湊屋藤助 純米大吟醸」をいただきましょう。
ラベルを眺めながら、杯にトクトクと注ぎます。
それにしても貫禄あるラベルですよね…。さすがは、創業者の名を冠した自慢の逸品。敬意を表しながら杯を傾けます。
ひと口含むと、なんとも上品な爽やかな香りが広がります。
その吟醸香とともに、やわらかに舌の上を満たしていくのが、しっかりとした米の旨みです。
これが新潟県産の「越淡麗」の味わいでしょうか…。
「越淡麗」は、酒米の二大品種「山田錦」と「五百万石」を交配させた新品種。山田錦の華やかで綺麗な味わいと、五百万石のスッキリしたキレの良い味わいの両方を持ち合わせます。
これは飲みやすい…。まさに「問わず語らず」最上級のうまい酒。老舗酒蔵の伝統を注ぎ込んだ淡麗美酒です。
ただ、あまりに飲みやすいので「問わず語らず」杯を傾けていたら、どんどん杯が進んで、気づけばすっかり酩酊状態になっていたのでした。皆さん、飲み過ぎにはご注意を…。
ありがとう、湊屋藤助! ありがとう、白瀧酒造!
■基本情報
名称:湊屋藤助 純米大吟醸
アルコール分:15度以上16度未満
原材料名:米、米こうじ
精米歩合:50%
新潟県産米 越淡麗100%使用
製造者:白瀧酒造株式会社
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2640番地