こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、山梨の銘酒「七賢 夏純吟」!白州の名水が生みだす初夏だけの爽やかな純米吟醸酒です。
さまざまな日本酒の飲みレポを取り揃える「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レビューや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■七賢 夏純吟
今日の日本酒は、山梨の銘酒「七賢」(しちけん)。
「七賢」の名は、中国の三国時代、魏の竹林で清談を重ねていた七人の賢人に由来します。
この名を酒に冠した七賢人は、「清談」ならぬ「清酒談義」を重ねていることでしょうね…。
そんな「七賢」を醸すのは、山梨県の北部、白州の地に蔵を構える「山梨銘醸」です。
白州と言えば、サントリーのウィスキー蒸留所がある名水の里。
山梨銘醸は、その白州蒸留所ができる200年以上前に、白州の水の良さに惚れ込んでこの地で酒造りを始めています。
今回いただくのは、そんな白州の名水をたっぷり楽しめる逸品。
「七賢」の初夏限定の出荷品、「夏純吟」純米吟醸です。夏こそ、美しい水の酒を飲みたいですよね。
ラベル裏には蔵元からこんなメッセージが刻まれています。
飲み口爽やか、これぞ初夏の純米吟醸。
(ラベル裏より)
果実味のフレッシュな清涼感を前面に。
すっきりと柔らかな喉ごしに仕上げました。
よく冷やして、ワイングラスでどうぞ。
冷やが「◎」ということで、キリっと冷やしていただきましょう。
今日の夢中は、初夏だけの特別な純米吟醸酒「七賢 夏純吟」。白州の名水仕込みです。
■飲み口は
それでは早速、「七賢」の初夏限定酒、純米吟醸「夏純吟」をいただきましょう。
スカイブルーの「七賢」ラベルが初夏の透き通った青空を感じさせますね。
そんなラベルを眺めながら杯を口に運ぶと、その味わいも澄んだ青空のように爽やかで美しい…。
新鮮な果実のような清涼感。これはまさに、春から夏に移り変わる初夏にふさわしい純米吟醸酒。
ワイングラスで飲んでほしいという蔵元のメッセージ通り、まるでワインのようなフルーティな味わいです。
さらに七賢の魅力は、ゆるりと口に含むと楽しめる飲み口の柔らかさ。
この魅力を生んでいるのは、白州の水の特徴である柔らかい水。「夏純吟」は、その水の特徴を最大限に引き出しています。
これはまさに、爽やかな初夏にぴったりの「夏純吟」。その美しい飲み口に杯がどんどん進んでいきます。
これは、いつのまにか「七賢人」ならぬ「七酔人」…。初夏の青空に吸い込まれるように、気分よく酔いつぶれたのでした…。
ありがとう、七賢「夏純吟」! ありがとう、山梨銘醸!
■基本情報
名称:七賢 純米吟醸 夏純吟
アルコール分:15%
精米歩合:57%
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)
製造者:山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ケ原2283