「楯野川」純米大吟醸「凌冴」!"辛口を凌ぐ冴え"を追求した山形県限定流通酒

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「楯野川」純米大吟醸「凌冴」!"辛口を凌ぐ冴え"を追求した山形県限定流通酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■楯野川 凌冴

今日の日本酒は、山形酒田の銘酒「楯野川」
天保3年(1832年)創業の老舗酒蔵「楯の川酒造株式会社」が醸す日本酒です。

創業のきっかけは、上杉藩の家臣が庄内を訪れたときに水の良さに驚いて、当主に酒造りを始めるように薦めたことにあります。
実際に酒造業を開始すると、藩主が感嘆するほどの美酒が出来上がり、藩主から酒銘の「楯野川」を授かりました。

水の良さや米の良さといった恵まれた環境や、美酒へのこだわりは今も変わりません。
2010年10月には、山形でははじめて、全量純米大吟醸を醸す蔵元となりました。

今回紹介するのは、そんな「楯野川」の山形県限定流通の純米大吟醸。
「辛口を凌ぐ冴え」を追求した日本酒、その名も「凌冴」(りょうが)です。

ラベル裏にはこんなメッセージが刻まれています。

キレのある味わいに、豊かな旨みを感じられる、単なる淡麗辛口ではない、酒好きを凌駕するような冴えのある純米大吟醸をご賞味あれ。

(ラベル裏より)

この言葉を読んだだけで喉が鳴ります…。
いざ、いただきましょう。今日の日本酒は、山形酒田の銘酒「楯野川」純米大吟醸「凌冴」です。

■飲み口は

それでは早速、「楯野川」純米大吟醸「凌冴」をいただきましょう。
山形県限定流通の逸品。幸運にも山形を訪れたときに手に入れることができました。

辛口の日本酒ということで、キンキンに冷やしてから、シュポンと開栓。杯に注ぎます。
杯を満たす透明な酒は、見るからに涼しげ…。持ち上げると杯のなかの酒がやわらかに揺れます。

その様を眺めながら、そーっと口元に運んでひと口含むと…。
キーンと冴えわたるキレのある飲み口。スッキリを超えるような、純度100%の透き通った飲み口が身体の芯を貫きます。

これは「冴え」てる…。口のなかにキリリとした酸味がはじけます。
やや渋みがあるのもキレ味を増している感じ。これは、たしかに「単なる淡麗辛口」ではない…。

この純度の高い強烈なキレ味とともに、やんわりと米の旨みを舌に味わうことができます。
さすがは「辛口を凌ぐ冴え」を追求した日本酒。その「冴え味」にどんどん杯が進んでいきます。

この冴え味は、食中酒として最適なんじゃないでしょうか。
山形庄内の新鮮な魚介を肴に杯を傾けたら最高でしょう…。酒好きには最高の贅沢ですね。

今日の夢中は、山形酒田の銘酒「楯野川」!純米大吟醸「凌冴」をいただきました。
ありがとう、「楯野川」! ありがとう、純米大吟醸「凌冴」!

■基本情報

名称:楯野川 凌冴 純米大吟醸
原材料名:米(国産)、米麹(国産米使用
原料米:酒造好適米100%使用
精米歩合:50%
アルコール分:15%
製造者:楯の川酒造株式会社
山形県酒田市山楯字清水田27番地

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