こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、新潟魚沼の地酒「鶴齢」純米吟醸です。
■初滑りを祝う酒
この前の週末に、新潟の越後湯沢にスキー旅行に行ってきました。
毎年数回は雪山滑りに出かけるのですが、今回は宿泊付き。…ということはもちろん酒盛り付き!
新潟は酒どころ。
スキーもそこそこに(?)、地元の美味しい酒で初滑りをお祝いです。
いただいたのは、地元・魚沼地方の銘酒「鶴齢」。その純米吟醸です。それでは早速レポートしましょう。
■鶴齢
新潟を代表する日本酒の一つ「鶴齢」(かくれい)。
この地酒を醸すのは魚沼の造り酒屋、青木酒造。創業は享保2年(1717年)という、創業300年の老舗酒蔵です。
その代表銘柄である「鶴齢」は、新潟魚沼の豊かな自然の恵みのもと、越後杜氏の伝統の技によって、長年にわたり丁寧に醸し出されています。
新潟の酒と言えば、越乃寒梅に代表される「淡麗辛口」というイメージがありますが、この鶴齢の目指すのは、酒米本来の旨みを生かした「淡麗旨口」の酒。
なんでも、雪深い魚沼地方の食文化は、冬の間も長期保存が可能な干物や漬物など塩辛い味付けが主体。
これに合う酒として、キレの良い淡麗な造りでありながら、米本来の甘さを残した日本酒を造りつづけているのだそうです。
■飲み口は
それでは早速いただきます。
杯をかたむけると、さすがは「淡麗旨口」。
すっきりとしていながら、口のなかに米の甘みが広がります。確かに一般的に思い浮かべる新潟の酒とは異なる手造り感があります。
実は嫌いではない、この米が醸し出す香り。今回は純米吟醸でしたが、純米もいいかもしれません。
ラベルにはこんな風に書かれています。
鶴齢の命…「米」本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げ飲み飽きしない純米酒。
香り柔らかく、味わいは優しい甘みとふくらみのある旨味が調和した一本です。
酒造りにも最も適した巻機山(まきはたやま)伏流水仕込みによる、新潟県塩沢の地酒。
ラベルの表には「魚沼讃水」の朱印が。米も水も、新潟魚沼の自然の恵みがたっぷり詰め込まれた地酒なんですね。
杯がどんどん進んで、スキーで疲れた身体に染みわたります。ご機嫌のままバタンキュー…。
お察しのとおり、翌日は大いに寝坊。スキーもいつもより早めに切り上げとなりました…。皆様、くれぐれもスキー場での深酒はおよしなさいませ。
ありがとう、鶴齢!スキー場での深酒はNGです。
■基本情報
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
原料米:越淡麗100%使用
アルコール分:15度
精米歩合:55%
製造者:青木酒造株式会社、新潟県南魚沼郡塩沢1214