「リア サケ ナチュレル 生酛」 ワイナリーが造る力強いSAKE

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、実力派ワイナリーがつくる日本酒、「リア サケ ナチュレル 生酛」を紹介します。

■ワイナリーが造る日本酒

製造元は、信州の老舗ワイナリー「小布施ワイナリー」
自社ぶどう畑を持つ実力派ワイナリーが造る日本酒。それが、今日紹介する「リア サケ ナチュレル 生酛」です。

この小布施ワイナリーが、ワインづくりができない冬の間、趣味的に手掛けているのがこの日本酒です。
趣味とはいえ、実力派ワイナリーが造る日本酒。製造にはこだわりがあります。

それは、ラベル裏の記載を見るとよく分かります。

2019のSake Erotiqueを飲んでいない方はご購入をお控えください(すいません)。イチゲン様には意味不明sakeです。
厳寒でワイン畑仕事ができない間だけ極少量を小さなワイナリー内でつくるSAKE。吟醸香マニア不向きsake。

なんとイチゲンさんお断りを宣言。人気の吟醸香好きもお断り。ワインのような日本酒、ブームなのにね…。
さらにこだわりの記述は続きます。

①ブルゴーニュワイン的「単一品種」思想により長野県産美山錦のみ使用 ②古典生酛、戦前発見の協会1~6号酵母のみ ③生酛のみ ④炭、酵素、培養乳酸菌、無機塩類など無添加 ⑤衛生管理徹底の上、ワイン設備を共用 ⑥Vin Sans Chimie(無化学農薬栽培かつ自然発酵ワイン)を造る本業の名を貶めぬ「思想を持ち合わすSAKE」を醸す ⑦香味はワインに迎合せず

さすがは、ワインも自社ぶどう畑栽培にこだわるワイナリー。日本酒も地元の長野県産美山錦のみを使用しています。
しかも無農薬米。精米も70%にこだわっています。

私の最終目標は現代人にも美味しい無農薬米かつ自然発酵のsake。その目標を前に酒づくりの歴史を旧協会酵母により紐解くと激動の先達の足跡が現れsakeの不易と流行すら見えてきます。微生物混交発酵は自然発酵の醍醐味の一つ。これは自然発酵の前哨戦。

ここまで来ると、酒造りに対する真摯な姿勢に脱帽です。
特に自然との調和にこだわってるようです。信州の自然への愛情も感じますね。

■飲み口は?

さっそくいただきます。
見た目は完全にワインです。コルクもあって、一見したところでは、白ワインにしか見えません。

不思議な気持ちでコルクを開栓して、日本酒を杯に注ぎます。
ワインのようなスッキリした味わいを想像して飲むと、完全に裏切られます…。

なんとも濃厚な味わい。とろりとした芳醇さが広がります。
ワインでいうならフルボディ…。力強い飲み口です。

それでいて、今も米の発酵が進んでいるような荒々しさを感じます。
これが自然発酵へのこだわりなのでしょうか。美山錦の生命力に驚きです。

これが、ワイナリーの造る日本酒というのも何とも面白い。
きっとこの技術もワイン造りに生きるんだろうな…。信州のワイナリーも訪れたくなりました。

ありがとう、リア サケ ナチュレル! ありがとう、小布施ワイナリー!

■基本情報

品名:リア サケ ナチュレル 生酛 生酒
精米歩合:70%
アルコール分:16度
原材料名:米、米麹、2019年収穫長野県産美山錦100%使用
製造者:小布施ワイナリー株式会社
長野県上高井郡小布施町押羽571

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