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館長のふゆきです。
今日の夢中は、明鏡止水「寿来」純米大吟醸!パワフルな香りと旨みで暑さを吹っ飛ばせ…です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■明鏡止水「寿来」
今日の日本酒は、当「夢中図書館」で何度か紹介したことがある銘酒「明鏡止水」から届いた夏酒。
その名も「寿来」。July(7月)をもじったのでしょうね。「寿」(ことぶき)が「来」(く)るとは、なんとも縁起のいい夏酒です。
ちなみに「明鏡止水」とは、邪念がなく、澄み切って落ち着いていることです。
「明鏡止水」も「寿来」も、こだわりを感じるネーミング…。日本酒にぴったりの名前ですね。
蔵元は、長野県は佐久市にある大澤酒造。江戸元禄期に創業された、伝統のある酒蔵です。
蔵のある佐久市茂田井は、中山道の望月宿と芦田宿の間にある茂田井宿として栄え、創業の大澤家は元禄2年(1689年)に酒造りをはじめました。
同地は、北に浅間山、南に蓼科山を見晴らせる長野県東部に位置し、豊富な米と良質な水に恵まれた、酒造りの好適地です。
美味しい酒造りに恵まれた環境のもと、古い伝統を守りながら、丁寧な酒造りを行っている酒蔵です。
その大澤酒造から届いた夏酒で暑気を吹っ飛ばしましょう。
今日の夢中は、長野市佐久市から届いた夏酒「明鏡止水 寿来」をいただきます。
■飲み口は
それでは早速、夏酒「明鏡止水 寿来」の栓を開けて、杯に注ぎます。
和紙のようなラベル、なんか雰囲気ありますよね…。たしかに、「明鏡止水」って習字の授業なんかで教材になりそう…。
杯に注いで、グビリとひと口。純米大吟醸だから淡麗な飲み口か…。
…と思ったら、意に反して力強い飲み口が広がります。これは思いのほかパワフル。
飲んだ後に日本酒独特の麹の香りもしっかりと残ります。
これは飲兵衛にはたまらない…。確かにこれくらいの強い酒感がないと、最近の酷い暑さは吹っ飛ばせないかも。
といって、決して飲みにくい酒ではありません。
さすがは純米大吟醸、酸味も甘みもキリリとしていて、芯から身体をシャキッとさせます。
むしろ、これが明鏡止水の狙いか…。パワフルな香りと旨みで、杯がどんどん進んでいきます。
するといつの間にか、暑さなんて気にならない夢見ごこちに…。そして、そのままバタンキューしたのでした…。
ありがとう、明鏡止水! ありがとう、寿来!
■基本情報
名称:明鏡止水「寿来」純米大吟醸
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:50%
アルコール分:16度
製造者:大澤酒造株式会社
長野県佐久市茂田井2206番地