こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、南会津から届いた夏限定酒、「国権 純米原酒」です。
■国権
会津の美酒を醸す酒蔵、国権酒造。明治10年創業の老舗酒蔵です。
代表銘柄は「国権」。館長ふゆきのお気に入りの日本酒です。
国権酒造が蔵を構える南会津は、福島県でも有数の豪雪地帯。
ただ、その豊かな自然は酒造りにとっては恵まれた環境。国権酒造は、そうした自然に支えられて百年以上、丹精に酒造りに励んできました。
国権
南会津は福島県でも有数の豪雪地帯です。そして、手つかずのブナの原生林や湿原が点在する、原風景を持つ地域でもあります。
（国権純米原酒タグより）
この豊かな自然の恵みに支えられ、国権酒造は百年以上も前から酒を作り続けてまいりました。
近年では福島県が開発した酒米や酵母を使用した酒も、心を込めて丁寧に醸しております。
この国権酒造の大好きなキャッチフレーズがあります。
それが、「酒も良し 人情も良し 奥会津」。
もう、この言葉だけで3杯くらい日本酒をいけそうですね。
「国権 純米原酒」に掛けられたタグにも、その言葉と国権の名前の由来が書かれていました。
酒も良し 人情も良し 奥会津
明治3年の創業。当時は「南光」という銘柄でしたが、修行の途中に逗留した僧が、独立国としての国の権利という意味で「国権」と名付けたと伝わっております。
（国権純米原酒タグより）
以来、小さい規模ながらも、心を込めて丁寧に酒を醸し、皆様に愛される蔵を目指し、奥会津の気候・風土を生かした酒造りを続けております。
■国権 純米原酒
今回いただくのは、国権の夏限定酒、「国権 純米原酒」です。
さっそく開栓。杯に注いで、クイっとひと口あおります。
すると、ガツンと口の中に広がる強めの酸味…。
やがて、その酸味は舌から喉へと染み渡っていきます。
香りも味わいも濃厚でパンチ力十分。これは効く…。油断するとヤバいやつです。
そうなんです。この酒は「原酒」なんですよね。
一般的な日本酒の加水工程（割水）を行っていません。なので、アルコール度数が高いんです。
蔵では、グラスに氷を一かけ入れた「オン・ザ・ロック」の飲み方もおススメしています。
…ということで、氷を入れてぐびりとやってみました。
すると、一気に印象が変わります。
スッキリとした飲み口は、まさに夏酒。じめっとした暑さを吹っ飛ばしてくれそうな、爽快な飲み口になりました。
飲んだ後に広がる、やわらかな渋味も杯を加速させます。
やっぱり国権はおいしい…。「酒も良し 人情も良し 奥会津」。いつか奥会津の蔵を訪れたいな…。
ありがとう、国権！ ありがとう、純米原酒！
■基本情報
品名：国権 純米原酒
原材料名：米（国産）、米麹（国産米）
アルコール分：17度以上18度未満
精米歩合：60％
製造者：国権酒造株式会社
福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4037
