
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、阿部酒造「あべ シルバー」!透き通るような酸味とやさしい旨み…"圧倒的にうまい"銘酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■あべシルバー
今日の日本酒は、新潟県柏崎市の酒蔵から届いた逸品。
日本酒ファン注目の蔵元"阿部酒造"が醸す「あべ シルバー」です。

阿部酒造は、文化元年(1804年)創業という歴史を持つ新潟県の老舗蔵です。
しかし特筆すべきは、2015年から蔵に戻った6代目製造責任者・阿部 裕太さんが立ち上げた新ブランド「あべ」シリーズにあります。
一時は廃業も考えられた蔵を、若き力と情熱で復活させた阿部さん。
その酒造りの哲学は、「発酵を楽しむ」こと。そして、「圧倒的にうまい」を目指す挑戦者としての姿勢です。
同蔵のホームページには、次のようなメッセージが記載されています。
阿部酒造は1804年から続く、新潟県柏崎市の酒蔵です。
私たちが酒造りで大事にしていることは「発酵を楽しむ」こと。
知的好奇心を軸に、手間暇を惜しまず、
自分たちの造りたいものを楽しみながら造ることを目指します。
そして、「圧倒的にうまい」プロダクトを造ります。
■飲み口は
今や日本酒好きの間では知らない人はいないほどの人気銘柄となった「あべ」シリーズ。
今回はその中から、白地に銀色の「あべ」の文字が凛々しい「あべ シルバー」です。
栓を開けて杯に注ぐと、その名の通り、透き通るようなシルバーの光沢を宿す透明度…。
ひと口含むと、これまたその名のとおり、はじめは湧き水かと思うような透き通るような口当たり。その後にゆるやかに酸味がやって来ます。


その酸味がなんと瑞々しくて、美しいこと…。青りんごや梨のようなフレッシュな果実香が広がります。
吟醸酒らしい軽やかさがありながらも、どこかヨーグルトや乳酸飲料のような乳酸系のやわらかな甘さが後につづきます。
クリアな酸味とやわらかな甘味…。その奥には、しっかりと米由来のふくよかな旨味が顔を出します。
この旨味が決して重たくならず、全体のバランスを支える土台となっています。13度と低アルコールで後味もすっきり。


これはどんな料理にもばっちり合いそう。シルバーの名のとおり、研ぎ澄まされたクリアさとふくよかな旨みを楽しめます。
今日の夢中は、阿部酒造「あべ シルバー」!透き通るような酸味とやさしい旨み…"圧倒的にうまい"銘酒でした。
ありがとう、あべシルバー! ありがとう、阿部酒造!
■基本情報
名称:あべ シルバー
原材料名:米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米)
アルコール分:13度
製造者:阿部酒造株式会社
新潟県柏崎市大字安田3560番地










