こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、山梨から届いた新しいワイン「K18bAK_DD」です。
■K18bAK_DD
四恩醸造の醸造責任者を務めていた小林剛士さんが、2016年秋からスタートした新しいワインのプロジェクト「共栄堂」。
その新しいワインが届きました。それがこちら、「K18bAK_DD」です。
変わった名前ですね。なにか暗号みたい…。
これには、文字から得られる固定概念にとらわれず、自由にワインを楽しんでほしいという思いが込められています。
とはいえ、その暗号を解読すると…。
「K」は、小林(Kobayashi)さんのイニシャル。
「18」は、醸造年の2018年。
「b」は、ビフォア。「AK」は、秋。
「DD」は、だいだい(橙)。オレンジ色。
つまり、小林さんが、2018年に収穫した葡萄で、秋前にリリースしたオレンジ色のワイン、ということみたいです。
そんな、名前にこだわらないワインなので、ラベルも当然、名前の記載がありません。
だけど、その代わりといってはあまりにも素敵な版画のラベルが貼られています。
版画家のおさのなおこさんが、ロバアト・ブラウニングの紙片「至上善」から着想したもの。
これ、ほんとに素敵な版画ですよね。視覚にも美味しいワイン。杯を傾ける心がやさしくなる感じです。
■飲み口は
それでは早速、そんな新しいワイン「K18bAK_DD」をいただきます。
杯に注ぐと、白ワインというより、ウィスキーのような茶色みがかった琥珀色です。
たしかに、見方を変えると、橙(だいだい)色。タレントのDAIGO流に言うと「DD」だ…。
飲み口は、「和」な香りとテイストがいっぱいです。
ぶどうは甲州だろうな。独特の渋みに加えて、青林檎や柑橘系の香りがふくらみます。
少しピリッと感じるのは、鮮度を大切にしているからなのかな。
「自由にワインを楽しんでほしい」というコンセプトそのまま、面白いワインです。
後味に残る渋みと甘み。これ、和食と一緒に食べたら、どんどん進むんじゃないかしら。
ありがとう、共栄堂! ありがとう、K18bAK_DD!
■基本情報
品名:K18bAK_DD
原材料名:ぶどう(日本産)、酸化防止剤(亜硫酸塩)
アルコール分:10.5%
製造者:三養醸造株式会社 山梨県山梨市牧丘町窪平237-2
企画:合同会社共栄堂