こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、京都北山「脱兎」！京都の小さな酒蔵が挑む新ブランド…爽やかでキレのある辛口純米酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■「脱兎」辛口純米酒
今日の日本酒は、京都北山の地から届いた「からくち」のタグがかけられた日本酒。
その名も「脱兎」辛口純米酒。特約店のみで販売されているブランドです。
この酒を醸すのは、京都中心部から車で約1時間、森林に囲まれた山間部に蔵を構える羽田酒造。
明治26年創業の生産石数600石ほどの小さな酒蔵です。
手洗い洗米・木桶仕込みなど昔から守り続けた製法でお酒を仕込む手造りの蔵元。
その羽田酒造が製造する新ブランドが「脱兎」辛口純米酒。京都府限定の酒米「京の輝き」を使って醸した純米酒です。
今日の日本酒は、古都・京都で昔ながらの製法で造られた新ブランド「脱兎」辛口純米酒を開栓します。
■飲み口は
それでは早速、京都北山「脱兎」辛口純米酒をいただきましょう。
ラベルに刻まれた金色の「兎」のシンボルマークを眺めながら、杯にトクトクと注ぎます。
シンボルマークにもラベルにも英語表記があって、この新ブランドに込めた挑戦意欲が伝わってきますね。
そんな蔵元への思いを馳せながら、杯を傾けると、さすがは「からくち」。
ひと口めにスッキリした飲み口を楽しむと間もなく、キリリと口のなかが引き締まるような渋味がやって来ます。
これは、爽やかでいてキレのある飲み口。酸味と渋味が絶妙なバランスで、どんどん杯が進んでいきます。
口のなかの雑味がリフレッシュされるような軽快辛口。これ、食中酒に最適なんじゃないかしら？
まさに脱兎のごとく、はじめは爽やかな飲み口と思っていた所に、一気にキレ味するどい辛口で飲むものを虜にする…。そんな魅力がこの酒にはあります。
これは京都の料理のお供に、世界に向けて広めたい新ブランド…。今日の夢中は、京都北山「脱兎」辛口純米酒でした。
ありがとう、「脱兎」辛口純米酒！ ありがとう、羽田酒造！
■基本情報
名称：脱兎 辛口純米酒
原材料名：米（国産）、米こうじ（国産米）
アルコール分：15度
精米歩合：60％
製造者：羽田酒造有限会社
京都市右京区京北周山町下台２０
