皆さん、こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、福井県鯖江の銘酒、「梵 純米55」特別限定純米酒です。
■梵
「世界に誇る日本酒を、ここ鯖江から」。
そんな力強い思いを胸に、福井県鯖江市で酒造りに励んでいる酒蔵があります。
それが加藤吉平商店。そして、その酒蔵が醸す日本酒が「梵」です。
創業は1860年。160年の歴史をきざむ老舗酒蔵です。
ものづくりの文化が根付く鯖江で、こだわりを持った酒づくりを続けてきました。
その一つは、完全無添加の純米酒のみを醸していること。
梵が酒づくりで使うのは、米と米麹と水の3つだけ。余分な添加物は一切加えません。
「体に優しく、心からうまいと言ってもらえる日本酒をつくり続けたい」という先代の思いを受け継ぎ、手造りによる酒づくりを続けています。
さらに、米の磨きにもこだわっています。
それは、雑味の無い透き通った味わいを実現したいという蔵の思い。
米の磨きにこだわり抜き、国内トップクラスに白く精米されたお米を使って醸造しています。
続いて、零度以下で熟成させる氷温熟成。
氷温熟成することで、香りが際立ち、深い口当たりが加わります。
同蔵では、最低でも1年、長いものでは10年以上もの間、大切に熟成しています。
■飲み口は
今回いただくのは、そんなこだわりの銘酒「梵」から「梵 純米55」特別限定純米酒です。
従来の特醸純米(磨き5割8分)をスケールアップして、純米55(磨き5割5分)としてリニューアルした逸品です。
それでは早速いただきます。
杯に注いで、ひと口含みます。すると、口のなかにふわーっと広がるやさしい甘さ…。
澄んだ甘さです。これが雑味の無い味わいを実現したいという磨きのこだわりなのでしょうか。
それでいて、喉を通った時は、清々しい酸味が香ります。
これも磨きと氷温熟成へのこだわりが生んだ飲み口なのでしょう。
ちなみに、この酸味は、数日後にさらに強くなっていました。さらに清々しさが増した感じ。生きていますね。
ラベルには、「日本の酒文化」と書かれています。
まさに、日本酒の美しさを凝縮したような手造りの日本酒です。
「世界に誇る日本酒を、ここ鯖江から」。その思い、ぜひ実現したいですね。
ありがとう、梵! ありがとう、加藤吉平商店!
■基本情報
品名:梵 純米55 特別限定 純米酒
原材料名:米(日本産)、米麹(日本産米)
精米歩合:55%
アルコール分:15度
製造者:加藤吉平商店 福井県鯖江市吉江町1-11