こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、高千代酒造の新ラインナップ「シン・タカチヨ」N TYPE【想】です。
さまざまな日本酒の飲みレポを取り揃える「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レビューや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■シン・タカチヨ
南魚沼の名蔵、高千代酒造から新しい日本酒が届きました。
その名も「シン・タカチヨ」。
「シン」(新)と銘打った通り、このブランドを立ち上げたのは蔵の若手メンバー。
20~30代の6人が味わいや表現などを企画したのだそうです。
たしかに、ネーミングもデザインも斬新ですよね。
でもこの酒、単に奇をてらったものではないのです。「シン」は、「新」のほか、「信」「進」「真」「心」「深」と、6つの意味を込めています。
そう…。本気の「シン」なチャレンジなんです。
これまで、「始」や「破」といった銘柄が出ていますが、今回新たに「想」が登場しました。
限定販売ですが、幸運にも手に入れることができましたので、今日はこちらの酒をいただきます。
今日の夢中は、「シン・タカチヨ N TYPE 想」無ろ過生原酒です。
■飲み口は
それでは早速、高千代酒造の新ラインナップ「シン・タカチヨ」から、N TYPE「想」をいただきましょう。
ひと口含むと、口のなかに広がる爽やかな酸味。
春の晴れた日にひとすじ吹き抜けていくそよ風のような、軽快な酸味を味わえます。
その酸味とともに、ふんわりとやさしい甘みがやって来ます。
このやさしい甘みが、軽快な酸味をさらに際立たせます。この酸味と甘味、どっちもフレッシュなんだよね…。
「酸いも甘いも」なんて経験豊富なさまを言いますが、これはそれとは対極。
むしろ、どちらも不器用ながらも、がんばって個性を主張している感じ。キュンとします。
これが日本酒なのか…。飲むほどに、この酒の魅力にハマっていきます。
アルコール12度と軽めだし、このキュンとした飲み口は、女性をはじめとした新たなターゲットに刺さるはず。
これは、日本酒の新たな地平を切り開くんじゃないかしら…。
そんな期待のふくらむ新しい美酒。「シン・ニホンシュ」とも言うべき新世代の日本酒でした。
ありがとう、シン・タカチヨ! ありがとう、「想」!
■基本情報
名称:シン・タカチヨ N TYPE 想 無ろ過生原酒
アルコール分:12度
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:65%(扁平精米)
製造者:高千代酒造株式会社
新潟県南魚沼市長崎328-1