稲とアガベ「交酒 花風」!男鹿の風土も飲み手の心も醸す新ジャンル"クラフトサケ"

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、稲とアガベ「交酒 花風」!男鹿の風土も飲み手の心も醸す新ジャンル"クラフトサケ"です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■稲とアガベ「交酒 花風」

今日の日本酒は、正確に言うと、日本酒ではないお酒をいただきます。
「クラフトサケ」という新たな酒のジャンルの、稲とアガベ「交酒 花風」(こうしゅ はなかぜ)です。

「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとしたお酒、またはそこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。
いま、若者を中心とした多くの造り手がこのジャンルで事業を立ち上げています。稲とアガベもその一つです。

現在の日本では、日本酒をつくるための免許の新規発行が原則として認められていないんですよね…。
そんな中、稲とアガベをはじめとした造り手が立ち上げたのがクラフトサケという新ジャンル。これは応援しないわけにはいかないじゃないですか。

今回いただくのは、稲とアガベが醸造するホップを使用した新ブランド「交酒 花風」(こうしゅ はなかぜ)。
ラベル裏には、この新しいクラフトサケにかける蔵元の熱い思いが刻まれています。

花風とは、能の用語で観客を惹きつけるに足る芸風を指す。

稲とアガベの経営理念は「男鹿の風土を醸す」
これには、2つの意味が込められています。1つは、男鹿の風土をそのまま瓶に詰め込んだようなお酒造りです。これを実現するには、地域の方々との交流を通じ、男鹿という土地を理解することが欠かせません。もう一つは、男鹿という地域そのものを、多くの人々がワクワクするような場所にすること。そのために、お酒造りにとどまらず、お酒と一緒に楽しめる飲食店や魅力的な宿泊施設などの、まちづくりに挑戦していきます。酒造りとまちづくりによって、人々の交流が促され、この地が少しずつ豊かになっていく。それこそが、「男鹿の風土を醸す」ことだと信じて。

世界中の人々が男鹿を酒の聖地として認め、誇れる未来をつくる。そうした強い想いを胸に、このお酒を造りました。是非、男鹿で一緒に乾杯しましょう。

(ラベル裏より)

■飲み口は

それでは早速、稲とアガベが手掛けるクラフトサケ、「交酒 花風」をいただきましょう。

杯に注ぐと、白みがかったうすにごりのサケが杯を満たしていきます。
そのままひと口含むと、澄み渡るような瑞々しい香りが口のなかいっぱいに広がりました。

なんだろう、この爽やかな味わいは…。乳酸飲料のようなまろやかな酸味と甘味を楽しめます。
新鮮な果実、たとえばライチやマスカットを頬張ったときのやさしい味と言えば伝わるでしょうか…。

さらにホップが原料に使われているからか、スッキリとした味わいと余韻も楽しめます。
これは、日本酒が苦手な人でもいけるでしょう。クラフトサケが若者や女性を中心にファンを広げているのがよく分かります。

こうした若手蔵元によって新しいサケの魅力が引き立たせるのはうれしい…。
さらに稲とアガベのように地域に根差す酒蔵がどんどん生まれていくといいですね。応援します、稲とアガベ!そして新たなジャンル「クラフトサケ」

今日の夢中は、秋田男鹿で新ジャンルのクラフトサケに挑戦する稲とアガベ。彼らが醸すホップを使用した「交酒 花酒」でした。
ありがとう、稲とアガベ! ありがとう、交酒 花風!

■基本情報

名称:花風
原材料名:米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)、ホップ
原料米名:秋田県産米100%使用
精米歩合:90%
アルコール分:14度
品目:その他醸造酒
製造者:稲とアガベ株式会社
秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1番21

ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 酒ブログへ

 

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事