「真澄 茅色(KAYA)」七号酵母発祥蔵元が醸す自然の旨みあふれる純米酒

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「真澄 茅色(KAYA)」七号酵母発祥蔵元が醸す自然の旨みあふれる純米酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■真澄

信州諏訪の銘酒「真澄」
その名前の由来は、諏訪大社の神宝のひとつ「真澄の鏡」にちなんでいます。

この酒を醸す蔵元は、寛文2年(1662)創業の宮坂醸造
創業以来、清冽な水と冷涼な気候に恵まれた信州諏訪で酒造りを行っています。

この酒蔵は、いまの日本酒の発展に欠かせないものを生み出しました。
それが「七号酵母」。現在、最も多く使用されていると言われる優良酵母の発祥の地が、ここ信州諏訪、「真澄」を醸す宮坂醸造なのです。

その伝統ある酒蔵が、その原点とも言うべき「七号酵母」への回帰を進めています。
「七号酵母、発祥の地」を強みに、伝統の技に磨きをかけた新しい酒造りを進める方針を固めると、真澄全商品を七号酵母仕込みに転換することを発表しました(2019年)。

その大改革の第一弾となるフラッグシップ酒が、今日いただく「茅色(KAYA)」です。
ラベルに刻まれた「七号酵母発祥蔵元」の文字。強い矜持を感じますね…。

それでは、今日は七号酵母発祥蔵元の矜持に満ちた日本酒をいただきましょう。
今日の夢中は、信州諏訪の銘酒「真澄 茅色(KAYA)」、純米酒です。

■飲み口は

ラベル正面に描かれたシンボルマークは、水鏡に映り込む一枚の蔦の葉
宮坂家の家紋である蔦を、「和醸良酒」の和=輪の形状に仕立てたものです。さらに、「真澄」の由来となった、諏訪大社の宝鏡もイメージしています。

シンプルながらも力強い、そんなラベルを眺めながら、杯に注いでまずはひと口…。
初めにやって来るのは、酸味を中心としたやわらかな香り。軽やかな味わいを楽しめます。

杯を進めていくと、後味に酸味と渋味が口の中に残って、そのまま長く余韻を残します。
七号酵母の特徴は、落ち着いた香りとバランスの取れた味わい。安定した味わいを引き出す、懐の深い酵母なんですね。

この「真澄 茅色(KAYA)」も、その七号酵母の強みが活きた、懐の深い味わいです。
米そのものの旨みを大切に醸しているのでしょう。甘みもあれば、苦みもある…。素材の旨みにあえて手を加えない、素材そのものの味を楽しんでもらおう…。そんな蔵元の思いを感じます。

言ってみれば、すごく自然を感じる飲み口です。なんていうか、田園風景を思い起こすような…。
さらに面白いのは、栓を開けた翌日に杯を傾けると、味わいが一変すること。軽やかな味わいだったのが、パンチ力のある飲み口に。

これもまた、自然なんですよね。ときにやさしく、ときに力強く…。
そんな自然を楽しむ純米酒、素材のうま味を引き出した日本酒が、「真澄 茅色(KAYA)」でした。七号酵母発祥蔵元、自信の一杯です

ありがとう、真澄! ありがとう、茅色!

■基本情報

品名:真澄 茅色(KAYA) 純米酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:70%
使用酵母:七号酵母(自社株)
アルコール分:14度
製造者:宮坂醸造株式会社
長野県諏訪市元町1-16


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