こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、新潟新発田の銘酒、「夢」純米吟醸です。
■夢
今日は、新潟新発田をぶらり街あるき。
新発田城や足軽屋敷、武家庭園など、見どころがいっぱいなんですよね、ここ新発田は。
そして、新発田は酒どころでもあります。
名蔵銘酒がたくさんありますが、この日はこちらの蔵を訪れました。
それが、新潟新発田に蔵を構える「市島酒造」です。
「王紋」や「秀松」のブランドで知られる蔵元。蔵の見学も受け入れています。
新型コロナの感染防止の観点から、見学できる蔵は限られていますが、それでも日本酒ファンにはうれしい…。
仕込樽や槽(ふね)など、酒造りに使用する貴重な展示物を見ることができます。
そしてこの蔵元は、名作「夏子の酒」に登場している名蔵でもあります。
夏子が作品の中で感動した日本酒がありました。それが、新発田の酒「王紋」、「夢」という純米吟醸酒でした。
もちろん、モデルになったのは、こちら「市島酒造」。
ラベルのデザインは変わりましたが、「夏子の酒」に登場した「夢」は今もつくられています。
今日は、夏子の感動した純米吟醸酒「夢」をいただきましょう。
■飲み口は
それでは早速、「夏子の酒」でもとり上げられた新発田の銘酒、「夢」純米吟醸をいただきましょう。
トクトクと杯に注いで、ぐびりひと口含みます。
なんて滑らかな口当たりなんでしょうか…。まるで絹のような口当たりです。
ほのかに香る酸味と、やさしく柔らかな甘味。
特に甘味は、新潟の田園風景が目に浮かぶような、米由来の甘み…。まろやかな甘さが口いっぱいに広がります。
これは、夏子が感動したのも分かります。
夏子が目指した「和醸良酒」。和は良酒を醸す、良酒は和を醸す。
美味しい酒(良酒)を飲めば、人と人の関係も良くなるという意味ですね。
たしかに、この「夢」純米吟醸を飲めば、自然に自らが胸に抱く「夢」を語らいたくなる…。
「良酒加流水」穏やかで豊かな含み香。
(ラベル裏より)
米と水、自然の恵みを感じ心落ち着くやさしい飲み口。
飲みながら夢を語りたくなる…そんなお酒です。
少し冷やして淡麗優雅な味わいをお楽しみ下さい。
「飲みながら、夢を語らってもらいたい」。
そんな蔵元の思いが、この良酒を生み出しました。
夏子も感動した「夢」純米吟醸。
杯を傾けながら、夢を語らい合いましょう!
ありがとう、「夢」! ありがとう、夏子!
■基本情報
品名:夢 純米吟醸
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:麹米50%、掛米50%
アルコール分:15度
製造者:市島酒造株式会社
新潟県新発田市諏訪町3丁目1番17号