こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中図書館「日本酒館」は、その街の食と酒を楽しむ「その街酒場」。
今日は、九州は長崎へ。長崎市銅座にある「鮨幸三」で美味しい料理と美味しい日本酒をいただきます。
■鮨幸三
今日は、南に向かって九州・長崎へ…。
趣味の城めぐり史跡めぐりをしたら、すっかりお腹が空きました。もちろん喉も乾いています。
…ということで、遠出をしたときの恒例「その街酒場」。今日の街は、九州・長崎です
向かったのは長崎随一の繁華街・思案橋。このエリアには和洋中さまざまな飲食店が建ち並んでいます。
その中から、この日は長崎の美味しい海の幸を食べたいということで、こちらの店を訪れました。
思案橋駅から徒歩3分ほど、「鮨幸三」(すしこうぞう)です。
ちょうど団体さんがはけたところで、すんなり入店。ちなみに、その後は満席になりました。
こういうタイミングって大事だよね…。幸運に感謝して、さっそく長崎の日本酒を頼みました。1杯目は島原の純米「月のよさ」です。
飲み口は酸味強め、スッキリ爽快。1杯目には最高の飲み口です。
料理の方の1品目は、「刺身の盛り合わせ」をオーダー。「長崎の美味しい魚を出すよ」と店主。その言葉どおり、最高の刺し盛りでした。
盛られた魚は、ヒラマサ、ハーブ鯖、鯨のタン、クエ、サワラの炙り、ヒラメ。
もう、歯ごたえが違う…。ヒラマサのハリなんて半端ない。店主によると鮮度が違うとのこと。サワラの炙りも脂たっぷり、鯨のタンなんてはじめて食べたけどぷりっぷりで一気に酒が進みました。
ということで、早々に日本酒を追加オーダー。次の一杯は佐賀の「東一」です。
こちらは、酸味がありながらもまろやかな飲み口を楽しめます。これまた魚と相性抜群、箸も杯もどんどん進んでいきました。
続いての料理は、「しめ鯖」と「炙りしめ鯖」。付け合わせには柚子胡椒が付いています。
長崎では柚子胡椒で食べるんだって。初体験でしたが、これがピリ辛でうまいっ!臭みも消えてます。これはぜひ沢山の人に食べてほしい。
■壱岐の焼酎とおまかせ寿司
この時点で、すっかり長崎の海の幸と酒のとりこになっちゃいました。
導かれるように、次の酒は長崎県壱岐島の麦焼酎「壱岐ゴールド」。なんでも壱岐は、麦焼酎の発祥の地なんだとか。
16世紀ごろに海上交易拠点のこの島に大陸から蒸留技術が伝わったとされます。ということは、長崎に来た秀吉や家康も壱岐の麦焼酎を飲んだのでしょうか…。
もちろん、長崎の海の幸も!…ということで、最後はやっぱり握り寿司、「おまかせにぎり」を注文しました。
ここからが、さらに長崎のとりこになる絶品魚介のオンパレード。
まずはヒラマサ、歯ごたえ強い。続いて平目のえんがわ、これまたぷりっぷり…ウニの濃厚な旨みも広がります。
どんどん握られていきます。続いてアオリイカ。そのまま食べてくれとのことでパクっと頬張ると、表面に振られた塩にイカの旨みが絶妙に引き立たっていました。
さらに近海もののアシアカエビ。これが肉厚…噛むほどに玄界灘の旨みが口のなかに広がるようでした。
まだまだ来ます。コハダ、牛刺し、マグロ…。酸味控えめなコハダは素材の旨みをまんま楽しめます。
さらに牛刺しは牛肉の旨みたっぷり。そしてマグロはもう、とろける旨さ…最高でした。
怒涛の終盤は、炙りサバ、ウニ・いくらの巻物、芽ねぎ、卵、長崎鉄火(ヒラマサ)。
どれだけ玄界灘は豊かなのでしょう…。次々と繰り出される海の幸を存分に堪能、まるで龍宮城に来たかの如く、夢見心地で店を後にしたのでした。
今日の夢中は、その街酒場「長崎」!「鮨幸三」で長崎の海の幸と酒をたっぷり堪能しました。
ありがとう、長崎! ありがとう、鮨幸三!