こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、岩手の赤武酒造が醸す「AKABU」純米ひやおろしです。
■赤武酒造
日本酒「AKABU」を手掛ける赤部酒造。
もともとは、三陸海岸沿いの岩手県大槌町に蔵を構えていました。
代表銘柄「浜娘」の醸造元として地元から愛される蔵です。
その蔵を悲劇が襲ったのは2011年。東日本大震災で発生した津波が蔵をのみ込みました。
蔵は流され、赤武酒造はゼロからの出発を余儀なくされました。
蔵が再興したのは、2年後の2013年のこと。
場所を、大槌町から盛岡市に移し、復活蔵として再建。
そのとき、杜氏をつとめる6代目・古館龍之介さんが立ち上げた新ブランドが「AKABU」です。
「日本を代表する銘酒を造りたい」。そんな思いが込められた日本酒。
新しい時代に受け継がれていく酒造りを目指して誕生したのが「AKABU」です。
■飲み口は
それでは早速、復活蔵が生んだ新しい日本酒をいただきます。
杯に注いでひと口含むと、まず広がる爽やかな酸味とキレ。
すこし待つと、舌の上に広がるまろやかな旨み。
「癒しの食中酒」を目指したという言葉通り、これはいろんな食事に合いそう。
実りの秋にふさわしい「ひやおろし」です。
ラベル裏にはこんなメッセージが。
低温貯蔵庫にてゆっくり熟成させたやわらかな日本酒です。
口にふくんだ跡、穏やかに体の中へ浸透していき、心地良い酔いに誘います。
旬の食材と一緒にお楽しみください。
ほんと、心地良い酔いが楽しめます。
震災から新しい時代への思いが込められた岩手の美酒。見かけたらぜひ手に取りたいですね。
ありがとう、赤武酒造！ ありがとう、AKABU！
■基本情報
品名：AKABU 純米ひやおろし
原材料名；米（国産）、米麹（国産米）
精米歩合：60％
アルコール分：15度
製造者：赤武酒造株式会社 岩手県盛岡市北飯岡1丁目8番60号
