こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、富士山麓の美酒「高砂 お多福 しぼりたて」!新たな年に福多かれと願う新米新酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。
■高砂 お多福 しぼりたて
今日の日本酒は、静岡県富士宮市から届いたお酒…。
それがこちら、富士山麓の美酒「高砂 お多福 しぼりたて」です。
蔵元は、浅間大社の総本山"富士山本宮浅間大社"のすぐ西側にある「富士高砂酒造」。
創業1830年の老舗酒蔵。江戸時代から富士山の伏流水を使用して酒造りをつづけている酒蔵です。
そんな富士山麓の酒蔵が手掛ける、この時期ならではの日本酒が「高砂 お多福 しぼりたて」。
「皆様に福がもたらされます様に」と蔵人が願いを込めて、お多福をラベルにあしらったしぼりたて新米新酒です。
ちなみに「お多福」(おたふく)は、多くの福を呼ぶ顔の女性という意味から「多福」になったとする説が有力です。
お多福のラベルもお目出たい、紅白のラベルも縁起がいい。贈答用にもおススメの日本酒です。
■飲み口は
それでは早速、富士山麓の美酒「高砂 お多福 しぼりたて」をいただきましょう。
縁起のいいお多福ラベル眺めながら、栓を開けてトクトクと杯に注ぎます。
グビリとひと口、すると口のなかに広がる爽快感ある酸味…。ひと口めからお多福のような笑顔になります。
ふた口めを含むと、フレッシュな柑橘系の香りが広がりました。
さすがは新米新酒、みずみずしい香味です。のどごしにキレの良さを感じる辛口の麗酒です。
この爽快な飲み口を演出しているのが、この蔵自慢の霊峰富士の伏流水。
ラベルに書かれた「富士山麓の美酒」の文字が言霊になって喉から胃へと染みとおっていきます。こんな美酒を造ってくれた蔵人の皆さんに感謝です。
そんなキレ味を楽しみながらも、とろり濃醇なうま口を味わえるのもこの酒の魅力。
これは麹由来の甘みでしょうか。生原酒なので米の旨みをまんま味わうことができます。
アルコール分は18度とちょっと高め。気づけばすっかりいい気分、赤みがかったお多福顔になりました。
今日の夢中は、新たな年に福多かれと願う富士山麓の美酒「高砂 お多福 しぼりたて」でした。
ありがとう、高砂 お多福 しぼりたて! ありがとう、富士山麓の美酒!
■基本情報
名称:高砂 お多福 しぼりたて
原材料名:米(国内産)・米麹(国内産米)、醸造アルコール
精米歩合:65%
アルコール分:18度
日本酒度:+5
製造者:富士高砂酒造株式会社
静岡県富士宮市宝町9-25