「東長 純米 むつごろうさん」!歴史も愛嬌も旨味もたっぷり佐賀嬉野の銘酒

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「東長 純米 むつごろうさん」!歴史も愛嬌も旨みもたっぷり佐賀嬉野の銘酒です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■東長

今日の日本酒は、西九州新幹線開業で注目の佐賀県嬉野市から。
嬉野市には「嬉野温泉駅」という新駅が誕生しました。同市では唯一の鉄道駅とのことです。

その嬉野市に蔵を構えるのが、寛政元年(1789年)創業の瀬頭酒造
そんな佐賀の老舗酒造が醸す看板銘柄「東長」(あずまちょう)をいただきます。

この「東長」、名前の由来は、大正時代の内閣総理大臣…原敬にあります。
九州視察に訪れた原首相が瀬藤酒造の酒を飲んで、「東洋の王者にふさわしい」と称賛。そこから 「東長」と命名したのだとか。

原敬に愛された酒は宮内省の納入品となり、さらに戦後にはマッカーサーに気に入られ GHQの指定商品になりました。
すごいな、東長…。現在も各種品評会で高い評価を受けている佐賀の銘酒です。

今日いただくのは、そんな「東長」の純米酒
佐賀有明海のシンボル「むつごろう」をラベルに配した逸品です。その名も「むつごろうさん」

なんとも親しみのある名前ですね。これを命名したのは誰なんでしょう…。
歴史も愛嬌もある東長のむつごろうさん、今日はこの日本酒をいただきましょう。

■飲み口は

それでは早速、今日の日本酒「東長 純米 むつごろうさん あか」をいただきましょう。

有明海に跳ぶむつごろうのラベルを眺めながら、トクトクと杯に注ぎます。
むつごろうが王冠をかぶっているように見えるのは、「東洋の王者」を意識したものでしょうか…。

東洋の王者に敬意を表しながら、ぐびりとひと口含みます。
純米酒ならではのスッキリとした風味が広がります。味わいとしてやって来るのは、ふわっとした甘味です。

やさしい甘さを堪能しながらグビリと喉に流し込むと、後味にキンとした酸味が広がりました。
むつごろうさん、これはヤバいですよ…。飲みやすくてどんどん杯が進みます。

油断すると危ないのは、飲みやすいにもかかわらず、しっかりとした旨味があること。
飲むほどに酒成分が染みとおっていきます。これは、むつごろうのように跳んでいきそう…。

さすがは東国の王者…。飲むほどに、その味に魅入られるのでした…。
ありがとう、東長! ありがとう、むつごろうさん!

■基本情報

名称:東長(あずまちょう)純米 むつごろうさん あか
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:68%
アルコール分:15度
製造者:瀬頭酒造株式会社
佐賀県嬉野市塩田街大字町田甲3177

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