鳴海醸造店「菊乃井」!濃醇ながらキレもあるオリジナル限定品"賜 生原酒"

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、鳴海醸造店「菊乃井」!濃醇ながらキレもあるオリジナル限定品"賜 生原酒"です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■菊乃井オリジナル限定品「賜 生原酒」

今日の日本酒は、青森県黒石市を旅したときに訪れた酒造店が醸す名酒。
それがこちら、鳴海醸造店「菊乃井」オリジナル限定品「賜 生原酒」です。

鳴海醸造店は創業以来、多くの伝統的な建物が残る黒石市の「中町こみせ通り」で酒造りを続ける老舗酒蔵。
南八甲田山の伏流水を使用し、青森県産の米と酵母にこだわった酒造りを信条とする地元に根差す酒蔵です。

現地を訪れると、タイムスリップしたかのような木造の建物がお出迎え。「創業文化三年 菊乃井」と刻まれた木製看板が掲げられています。
その看板通り「菊乃井」が看板銘柄。建物内には、ここで製造された数多くの菊乃井をはじめとした日本酒が並んでいました。

これは日本酒ファンにはたまらない…。ずらりと並ぶ酒瓶に思わずゴクリと喉が鳴ります。
今日はその中から、現地でしか手に入らないという「菊乃井」のオリジナル限定品、「賜 生原酒」を購入しました。

■飲み口は

それでは早速、鳴海醸造店の醸す「菊乃井 賜 生原酒」をいただきましょう。
地元の愛飲家や熱心なファンしか手に入らない、蔵元でしか出会えない特別なオリジナル限定品です。

「生原酒」の名の通り、一切の火入れと加水を行わない、搾りたての生命力に満ちた一本。
グラスに注ぐと、一般的な日本酒よりもやや黄色味を帯びた美しい黄金色…わずかにとろみもあります。これは生原酒ならではの濃醇さの証です。

杯を口に近づけてぐびりとひと口。すると途端にガツンと来る濃密な飲み口
口いっぱいに広がるのは、熟した果実のような凝縮された甘みと、米の旨みが溶け込んだ豊潤な旨味。濃密な味わいが滑らかに舌から喉元を潤していきます。

喉越しは非常に力強く、熱い液体が体内に流れ込んでいくような感覚があります。
実際にアルコール度数が18度もあり、飲むほどに身体が火照っていきます。これはヤバいかも…。この甘さに酔いが進んでいきます。

それでも、そんな濃醇さを一瞬にして引き締めるのが、もう一つの特徴である鮮烈な酸味です。
このキレがなければ、もしかしたら思いだけの酒になってしまうところを、この「賜 生原酒」は絶妙なバランスを保っています。

濃醇な旨み、強めの甘み、それらをまとめ上げる鮮烈なキレ…。この複雑な味わいをつくり出すのが、老舗ならではの伝統の技法なのかもしれません。
今日の夢中は、鳴海醸造店「菊乃井」!濃醇ながらキレもあるオリジナル限定品"賜 生原酒"でした。

ありがとう、菊乃井! ありがとう、鳴海醸造所!

■基本情報

名称:菊乃井 賜 生原酒 オリジナル限定品
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:65%
アルコール分:18度
製造者:株式会社鳴海醸造店
青森県黒石市大字中町1番地1号

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