こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、九州北部豪雨被害からの早期復旧を願って、福岡の地酒「「繁桝(しげます) 純米大吟醸」です。
■福岡八女の蔵元
福岡は八女市に蔵を構える高橋酒造。
創業は江戸時代享保2年(1717年)、300年の歴史を刻む蔵元です。
その歴史は、初代高橋六郎右衛門が、福岡の米どころ八女で造り酒屋を開業するところから始まります。
その後、9代目竹吉による基礎固めや、10代目繁太郎の会社組織への改組などを経て、現在の19代目に至ります。
■こだわりの酒造り
継承の技に裏打ちされた、こだわりの酒造りが特徴です。
まずは、こだわりの米。
繁桝が使う米は、地元・福岡県でつくられた酒造好適米。福岡の大地が育んだ、山田錦、雄町、吟のさと、夢一献を使用しています。
そして、こだわりの水。
繁桝が使う水は、八女を流れる矢部川の伏流水。麹菌や酵母の増殖を助けるカリウムやリン酸、マグネシウムなどを適度に含んでいます。
酒造りの工程も、伝統の技を守り、さらに研鑽を積み上げ、品質第一を実践。
精米、洗米、麹造り、酛造りなど、それぞれの工程が、地元の杜氏や職人たちの手によって、丹精に進められています。
■繁桝
そんなこだわりの酒造りによって生み出される日本酒が「繁桝」。九州を代表する銘柄の一つです。
本日いただくのは、地元八女産の酒造好適米「吟のさと」を100%使用した、「繁桝 純米大吟醸生々 吟のさと」。季節限定品です。
早速いただきます。
ひとくち含むと、口の中にひろがる果実の香り。透き通ったフレッシュな飲み口です。
山田錦由来の「吟のさと」が生み出す米の旨みなのか、こだわりのカリウムやリン酸を含んだ伏流水の天然の味付けなのか。
ほのかな甘みと爽やかなキレ味に、杯が進みます。
「生々」と書いてある通り、瓶詰めの際、搾りたての風味を楽しんでもらえるようにと、熱処理をしていないそうです。
だからこれほどまでにフレッシュな味わいなんですね!杯を重ねても新鮮な味わいを楽しめます。
■がんばろう福岡
こんな素敵な酒を育んでくれた福岡の大地が大好きです。
精魂込めてこだわりの酒造りに励まれた蔵の人たちに篤く敬意を表します。
あらためて、今回の九州北部豪雨で被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
そして、被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします。
おいしい日本酒をありがとう。これからも応援し続けます。
ありがとう、繁桝!がんばろう!福岡!!
■基本情報
・原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
・原料米:八女産吟のさと100%
・精米歩合:50%
・アルコール分:17%
・製造元:株式会社高橋商店