こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、勝沼醸造の白ワイン、「アルガーノ ボシケ」です。
■アルガーノ ボシケ
今日の夢中図書館「日本酒館」は、不定期に開館する特別展示「ワイン館」です。
今日は、以前も紹介したことのある勝沼醸造から、「アルガーノ ボシケ」を紹介します。
勝沼醸造株式会社は、世界でもその名を知られる老舗ワイナリー。日本古来のワイン用ブドウ品種である「甲州」にこだわったワイン造りを実践しています。
1937年の創業以来、山梨の勝沼に根ざし、ブドウ栽培からワイン醸造まで一貫して手がける、甲州ワインづくりに特化した名門ワイナリーです。
その代表的なブランドの一つ「アルガーノ」シリーズから、今回いただくのは「アルガの林」と名付けられた「アルガーノ ボシケ」。
ラベル裏には、こんなメッセージが書かれています。
≪アルガの林≫
当ワイナリーは「風土の個性を反映するワイン造り」を理念としワイン造りに取り組み続けています。
風土の個性はワインに最も大きな違いをもたらすと考えています。このワインは甲府盆地の東南に位置する金川からの影響を受け形成された水捌けの良い御坂地区から収穫した甲州種ぶどうを醸造しました。
グレープフルーツやパッションフルーツなどの華やかな香りと、塩味を感じる酸によって味わい深く、長い余韻を持ったワインになっています。
えっ、「塩味」ってどういうこと?楽しみ半分、不安半分…。
それでは、「アルガの林」アルガーノ・ボシケ、いただきましょう。
■飲み口は
さっそく栓を開けて、グラスに注ぎます。
やさしい葡萄の香りを楽しんで、そのままひと口いただきます。
美しい飲み口です。雑味の無い、透き通った味わい…。
新鮮な果実のようなフレッシュな酸味と、甲州ぶどうの持ち味の渋味。
喉を通った後の独特な香りとすっきりとした渋味が甲州ワインの特徴です。
これがあるから止められない。世界に誇る甲州ワインの魅力ですね。
さらに「塩味を感じる酸」。これが言い得て妙。
確かに、やわらかな塩味のような旨みが、酸味とともに感じられます。
これも甲州ぶどうが醸し出す味わいなのでしょうか…。
甘すぎず辛すぎず、飲んだ後まで美しくやさしい味わいが残ります。
味わい深い甲州ワイン、アルガの林。さらに甲州ワインの魅力が深まりました。
ありがとう、アルガーノ ボシケ! ありがとう、アルガの林!
■基本情報
品名:アルガーノ ボシケ
原材料名:ぶどう(山梨県産、甲州種100%)、酸化防止剤(亜硫酸塩)
アルコール分:12.0%
製造者:勝沼醸造株式会社 山梨県甲州市勝沼町下岩崎371