こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の「夢中」は、福島の地酒「一歩己(いぶき)」、ハッシュタグ「#東北でよかった」です。
■阿武隈山地の蔵元
蔵元は、福島の豊国酒造。
阿武隈山地の小さな町にある蔵元ですが、歴史は古く、江戸の天保年間の創業ということですから、約200年の歴史を持つ、伝統ある酒蔵です。
阿武隈の地産へのこだわりも、この蔵の特徴です。
阿武隈で育てられた米、阿武隈で湧き出る伏流水。これらを原料に、阿武隈の地で、人の手により丹精込めた酒造りを行う。
200年に渡って変わらない、阿武隈の地酒。
その一つが、今回紹介する「一歩己」です。
■一歩己
「一歩己」は、豊国酒造を代表する銘柄の一つ。
伝統と格式を承継しつつも、現代嗜好への融合をコンセプトにつくられた新しい日本酒です。
ラベルにはこんな記載があります。
「ただ真っ直ぐに、そこにある酒と向き合い、ただ夢中で醸すことを楽しむ。
焦らず、弛まず、一歩ずつ。若き蔵人」
■飲み口は
福島の若き蔵人が踏み出した、真摯で力強い、己の一歩。そんなこだわりが名前にも込められた「一歩己」。
飲み口清らかで、フルーティな味わい。この辺はおそらく若き蔵人の挑戦の成果でしょう。
伝統のしっかりした酒造りがあるから、今風でありながらも、根本にはしっかりした王道の日本酒の味がある。そんな地酒です。
200年の伝統と、若き蔵人のこだわり。それが見事に融合した日本酒です。
阿武隈の地酒「一歩己」。オススメです!
■(追記)ハッシュタグ「#東北でよかった」
某政治家が、震災が起きたのが「東北でよかった」などという、とんでもない失言をして大臣を辞任しましたが、
それを逆手に、ハッシュタグ「#東北でよかった」をつけて東北地方の美しさを伝える投稿が大量にされているのだそうです。
東北地方の美しさは、自然や風景だけではありません。
その郷土の人や文化、食そして日本酒も、とてもすばらしい。
この「一歩己」も「#東北でよかった」。阿武隈の自然に育まれてよかった。
これからも、微力ながら応援し続けます。
がんばれ、一歩己! がんばろう、東北!