陸奥八仙「ヘキレキ90」!食べて美味しいお米はお酒にしても美味いのか?

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、陸奥八仙「ヘキレキ90」!食べて美味しいお米はお酒にしても美味いのか?です。
さまざまな日本酒を楽しむ「夢中図書館 日本酒館」。飲み口レポートや銘柄情報など幅広く日本酒の魅力を伝えます。

■陸奥八仙 ヘキレキ90

今日の日本酒は、「陸奥八仙」(むつはっせん)。
青森県八戸市に蔵を構える八戸酒造が醸す地酒です。

この銘柄名は、飲むひとに酒仙の境地で酒を楽しんでほしいという思いから付けられました。
その由来どおり、いつも飲むほどに楽しい気持ちにさせてくれる日本酒「陸奥八仙」。大好きな銘柄の一つです。

そんな陸奥八仙から新しい日本酒が届きました。その名も「陸奥八仙 ヘキレキ90」
原料として、青森を代表する高級食用米「青天の霹靂」(せいてんのへきれき)を使用。

しかも、食用米と同じ精米歩合90%で醸した新商品。
食用米を使用して、食用米と同じ精米歩合…これは未体験の日本酒です。

ラベル裏には、こんなメッセージが記されていました。

ヘキレキ90

青森を代表する食べておいしいお米「青天の霹靂」。
7年連続で食味ランキングの最高評価「特A」を取得しているお米はお酒にしても「特A」なのか。
そんな素朴な疑問に答えるため、食べるお米と同程度の精米歩合で醸しました。

(ラベル裏より)

■飲み口は

それでは早速、未体験の日本酒「陸奥八仙 ヘキレキ90」をいただきましょう。
青森県八戸市から届いた、数量限定の新商品です。

ラベルデザインが、シンプルでいて個性的ですよね。あまり日本酒っぽくない…。
新しい日本酒にチャレンジするという蔵元の意思があらわれているようです。

杯に注ぐと、食用米を使った90%精米という特殊性を全く感じない、美しいクリアな液体が杯に満ちました。
全く違和感なく、杯を口に運びます。すると…。

はじめは、キリっとした酸味が口のなかに広がります。これは白麹由来の酸味でしょうか…。
それでも、きつく感じないのは、米由来のふくよかな甘みが香りや味わいに染みこんでいるからでしょう。

特徴的なのは、あと味として残る穀物感。これは90%精米が成せる飲み口でしょう。
「炒ったナッツのような香り」なんて評されていますが、そこまで特殊ではないものの、独特な苦みや旨みを感じられます。

これは、特殊な造りながらも、決して異端の酒ではない…。
やっぱり食用米として美味しい米は、日本酒としても美味しかった。さらなる可能性を感じる日本酒でした。

ありがとう、陸奥八仙! ありがとう、ヘキレキ90!

■基本情報

名称:陸奥八仙 ヘキレキ90
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
原料米:青森県産青天の霹靂100%
精米歩合:90%
製造者:八戸酒造株式会社
青森県八戸市大字湊町字本町9番地

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