こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
当夢中図書館の姉妹館「街あるき館」で進めている企画、城を巡るぶらり旅、略して「城ぶら」。
城ぶらしたその後は、その街の地酒を楽しみましょう。
今日は、秀吉対北条の戦場の一つ、下田城跡のある伊豆下田で、その街の地酒をいただきます。
地酒を楽しむ「その街酒場」。今日の夢中は、伊豆下田の「下田料理 きんめ屋」です。
■伊豆下田
伊豆下田と言えば、さまざまな歴史の舞台となりました。
鎌倉時代から戦国時代、武士の時代の終わりを告げる江戸の開国まで。
秀吉の北条攻めの標的となり、1万人を超える大船団がここ下田に押し寄せました。
また、ペリーの黒船来航を受けて、ここ下田は日本で最初の開港場となりました。
そうです。海に囲まれた町なんですよね、下田。
ということで、やっぱり食べたい、海の幸!そして飲みたい、その街の地酒!
そんなわがままを満たしてくれた「その街酒場」がこちら。
「下田料理 きんめ屋」です。
■きんめ屋
「きんめ屋」は、その名の通り、下田名物の金目鯛が売りの居酒屋です。
下田港は、金目鯛の水揚げ量が日本一なんです。
もちろん、下田の地酒もあります。
いただいたのはこちら。「下田美人」本醸造です。
スッキリした味わい、淡麗辛口です。
下田美人の名にふさわしい美しい飲み口でした。
このお酒にぴったりな肴となったのがこちら、「きんめコロッケ」。
もともとがとんかつ料理だったみたいで、揚げ物はこの店の人気メニューの一つ。
アツアツでほくほく。中にきんめの身が入っています。
あっという間に杯が空になったので、次の日本酒へ。
伊豆市の万大醸造が醸す「あらばしり」本醸造です。
これまた辛口のお酒です。キレのある爽快感を味わえます。
新鮮な魚と合わせるから、白ワインのような辛口の酒が好まれるのかも。
■金目鯛&しらす丼
腹ペコを満たすのに注文したのは、きんめ煮付と寿司セット。
ミニしらす丼、味噌汁、おしんこ付き。
下田名物の金目鯛の煮付けに、寿司、しらす丼まで!
なんともうれしいラインナップですね。
最後に頼んだ日本酒は、「〆張鶴」。
なぜか新潟の酒。同じく幕末に開港された港だから親近感があるのかしら?
ちなみに、新潟をはじめとした5港が開港された後、下田は閉港となっています。
この酒も、スッキリとした飲み口。
ナイスなセレクトですね。伊豆の魚料理にもぴったりです。
それにしても金目鯛をはじめとした伊豆の魚は絶品です。
あっという間の完食。伊豆の酒と料理を堪能できました。
ありがとう、きんめ屋! ありがとう、伊豆下田!
■基本情報
店名:きんめ屋
住所:静岡県下田市東本郷1-4-3
アクセス:伊豆急下田駅から徒歩3分
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00
定休日:無休