こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、今年のボジョレー・ヌーヴォーを取り上げます。
■ボジョレー・ヌーヴォー
ボジョレー・ヌーヴォー。皆さん、飲みましたか?
「ボジョレー・ヌーヴォー」とは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウを使った新酒のこと。
毎年11月の第3木曜日に解禁されます。今年は11月15日でした。
今年は、いつもより静かだった気がするんだけど、気のせい?
館長ふゆきは、解禁に気づかず、相当に出遅れていただくことになりました。
ところで、当「夢中図書館」は「日本酒館」を看板に掲げています。
たまに日本ワインを取り上げることはありますが、仏ワインを取り上げるのははじめて。
さすがに日本酒館として取り上げるのはNGっぽい…。まあ、そこは、図書館の洋書コーナーということで…。
■豆知識
いくつか、ボジョレー・ヌーヴォーのウンチクを語ってから、今年の新酒をいただきましょう。
まずは、先ほど書いた通り、産地はフランスのボジョレー地区。
そこで採れた「ガメイ」という品種のブドウを100%使って作られる、その年の新酒です。
解禁日は11月第3木曜日。時差の関係で、先進国の中では日本が最も早く解禁日を迎えます。
もともとは11月にあるカトリックの「聖人の日」に固定していましたが、その日が別の祝日になったり、商人から「土日になったら休めない」という反対運動にあったり…。
そんなこんなで、いまの11月第3木曜日になりました。
ちなみに「ボジョレー・ヌ―ヴォー」とは、フランス語で「BEAUJOLAIS NOUVEAU」と書きます。
「BEAUJOLAIS(ボジョレー)」とは、フランスのブルゴーニュ地方の南に位置するボジョレー地区のこと。
「NOUVEAU(ヌーヴォー)」は、フランス語で「新しい」という意味です。
さあ、ウンチクはこのくらいにして、今年のボジョレー・ヌーヴォーをいただきましょう!
■飲み口は
今回いただくのは、「ワインスペクテーター高得点続出」という、ワイン各誌が絶賛しているというワイン。
「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーDomaine de la Madone」です。
さっそくいただきます!
グラスに注ぐと、なんとも美しい葡萄色が輝きます。
(グラスに注いだ写真、撮るの忘れました…。)
注いだ感じが、ヌーヴォーらしからぬ重い感じがしたのですが、実際に口にすると…。
おーっ、やっぱりちょい重め。深みのある味わいが口の中に広がります。
それでいて、さすがはヌーヴォー。フレッシュな甘い香りも楽しめます。
フルーティな旨みが凝縮されている感じ。今年のボジョレー・ヌーヴォーは、ちょっと違うぞ…。
ちなみに、ラベルに「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」とありますが、「ヴィラージュ」とは「村」のこと。
ボジョレー地区の北部38村の中でも、特に良質のぶどうが採れるエリアを「ボジョレー・ヴィラージュ」と言います。
だから、ボジョレーの新酒でも選りすぐりなのが、「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」と言えるかもしれません。
いやぁ、こりゃ美味い。ボジョレー・ヌーヴォーというと、ちょっと軽いというイメージがあったけど、今年は違う。
2018年のボジョレー・ヌーヴォーは美味しいです。
ありがとう、ボジョレー・ヌーヴォー! ありがとう、ボジョレー・ヴィラージュ!