こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、会津の地酒「会津中将」生純米原酒、無濾過初しぼりをいただきます。
■会津中将
会津の銘酒「会津中将」。
その名前は、会津松平藩祖・保科正之(徳川家光の弟)の官位にちなみ名づけられました。
まさに、会津の誇りと歴史を刻む会津の地酒。
この銘酒を醸すのが、寛政6年(1794年)創業の老舗蔵、鶴乃江酒造です。
蔵元は、守り続けてきた手作り製法にこだわりながら、若い人にも飲んでもらおうと新しいチャレンジも進めています。
そんな鶴乃江酒造の酒造りを支えるのは、全国でも珍しい母娘杜氏です。
酒蔵はかつて女人禁制でした。しかし、同蔵では、女性ならではの繊細な感性に注目。
女杜氏ならではの気配りや思いやりを酒づくりに生かし、蔵人の協力のもと「和醸良酒」(わじょうりょうしゅ)を体現。やさしい酒を醸しています。
■飲み口は
それでは早速、会津の地酒「会津中将」をいただきます。
生純米原酒、無濾過初しぼり。この時期ならではの「新酒」です。
杯に注いで、ぐびりとひと口。
すると、生き生きとした風味が口の中に、みるみる広がります。
さすがは「初しぼり」。しぼりたてのフレッシュな飲み口が楽しめます。
味のほうは、酸味が強め。柑橘系のフルーティな酸っぱさが、全体を引き締めている感じ。
キレがいいなぁ。後味に残るほのかな渋みも良いアクセントになっています。
さすがは「和醸良酒」。和の心は良酒を醸し、良酒は和の心を醸す。
漫画「夏子の酒」でも、この言葉が掲げられていましたね。やさしい気持ちを醸していただきました。
ありがとう、会津中将! ありがとう、鶴乃江酒造!
■基本情報
品名:会津中将 生純米原酒 無濾過初しぼり
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分:17度
精米歩合:60%
製造者:鶴乃江酒造株式会社
福島県会津若松市七日町2番46号