宮城県石巻市の銘酒”墨廼江(すみのえ)” 震災を乗り越え進化の証”ひやおろし”

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、宮城県石巻市の地酒「墨廼江」(すみのえ)。特別純米、ひやおろしです。


■墨廼江酒造

銘酒「墨廼江」(すみのえ)。
この銘酒を醸しだすのは、宮城県の石巻市にある墨廼江酒造です。

珍しい「墨廼江」という名前の由来は、石巻市のこの蔵元がある場所の旧地名から。
北上川の支流、墨廼江川が流れていたことから、江戸時代に墨廼江町と呼ばれていたみたい。

宮城県の酒造りは、全国でも高級酒の比率が高いのが特徴です。
そう言えば、以前紹介した新澤醸造店の「伯楽星」も、JALのファーストクラスで提供されてたりしてましたね。

この「墨廼江」もこだわりの高級酒に特化した酒造りをしています。8割くらいが吟醸酒などの特定酒なんだそうです。
日本酒ブームの中で着実にファンを増やしてまして、東京でも結構目にするようになりました。



■東日本大震災

ただ、そんな墨廼江酒造も、東日本大震災では大変な被害を受けました。
石巻は、太平洋に面した港町。
映像でも流れましたが、この港町に大量の海水がなだれ込んできました。

津波の衝撃は大きく、海水は、普段は海に流れる北上川が逆流して、蔵に流れ込みました。
モーター類が使えなくなり、搾りなどの重要な行程ができなくなったといいます。

それでも、社長の澤口さんはインタビューでこう言っています。
「(震災により)技術的で変わったことはありません」ときっぱり。
「ただ気持ちの面で大きく変わりました。全国からいろいろ支援いただき勇気をもらった。私たちにできるのは、品質でそれに恩返しすること。強くそう思いました。」

そんな酒造りへの真摯な思いが込められた日本酒です。石巻の銘酒「墨廼江」は、全国からのエールを胸に、なお進化の途上です。

■飲み口は

そんな進化の途上の「墨廼江」。今回いただくのは、その最新の逸品。
この秋の時期限定の、特別純米ひやおろしです。

さっそくいただきます。
ひと口含むと、さすがは旬なひやおろし。フレッシュな酸味が口の中にひろがります。

ほのかに香る果実の風味が軽やかで、あらあらいつの間にか杯が進みます。
飲みすぎてしまうのが要注意。秋空のようにからっと爽やかな飲み口でした。

がんばれ、墨廼江酒造!いっぱい飲んで応援します!

■基本情報

墨廼江(すみのえ)特別純米 ひやおろし
アルコール分:16度
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:60%
製造者:墨廼江酒造株式会社
宮城県石巻市千石町8-43




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