その由来は遠く平安の源平の戦にあり!ご機嫌なほろ酔い詩人が残した俳句は「いつもよしつね」?大吟醸「一乃谷 暁」を飲む。

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今回の「夢中」は、越前の銘酒「一乃谷 暁」。大吟醸です!

■一乃谷の戦い

このお酒、名前は、源義経の活躍で有名な「一乃谷の戦い」に由来します。

ときは平安末期。源平の争いの佳境。
場所は、いまの神戸市須磨区あたりと言われています。

木曽義仲に京を追われた平家一群が、京を奪還すべく大群を進めます。
それを阻止したのが、戦の天才、源義経でした。

彼は、この「一乃谷の戦い」において、平家がまったく警戒していなかった断崖絶壁からの奇襲を仕掛けます。
のちに「逆落とし」と言われるこの奇襲は、地元の民が「到底人馬は越えられない」と評した断崖絶壁からの、70騎の人馬一体となった駆け下りでした。

平家軍は、予想もしなかった崖の上からの奇襲に混乱を来たして、敗走を重ねます。
のちの平家滅亡の端緒となった戦と言っても過言ではありません。

■飲めばよしつね

…で、なんで、そんな神戸の戦が越前の銘酒の由来になったかというと、昔のひとの洒落です。

当時「麦屋の酒」と言われていたこのお酒を飲んだ京都の俳人が、次のような句を短冊に残して帰りました。

「麦屋の酒は一乃谷 くまがい(熊谷)で飲めばいつもよしつね(義経)」

越前の国には有名な「くまがい茶碗」という器があって、俳人はこれで酒を飲んだんですね。
それでご機嫌になったんでしょう。
「一乃谷の戦い」で活躍した熊谷直実と「くまがい茶碗」をかけて、さらに源義経と「常に良い」をかけた、素敵な俳句を残しています。

■飲み口は

そんな酒蔵「宇野酒造場」は創業1620年。約400年の歴史ある老舗酒蔵です。

能登杜氏が精魂込めてつくった日本酒は、上品でさわやかな切れ味。
大吟醸ならではのフルーティーな香りと澄んだ飲み口が楽しめます。

実はとってもコストパフォーマンスもいいんですね。
高級な大吟醸酒なのにこの値段でいいの?と思っちゃう。

日本酒ブームのなか、とんでもない値段で売られている大吟醸酒がありますが、こちらはむちゃくちゃ良心的。
これも昔の京の俳人がご機嫌になった理由のひとつかもしれません。

お酒も謂れも満喫させていただきました。
ありがとう、一乃谷、宇野酒造場!

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