Rice is the essential of all…京都伏見の老舗蔵"澤屋まつもと守破離”

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、京都伏見の銘酒、「澤屋まつもと守破離(しゅはり)雄町」です。

■澤屋まつもと

「澤屋まつもと」を醸す松本酒造。
1791年創業の、京都伏見に蔵を構える歴史ある酒蔵です。

高瀬川の岸辺に建つ一際目を引く、八角形の赤い煙突とレンガ造りの蔵。
なんとも趣深いレトロな建物は、「伏見の日本酒醸造関連遺産」として近代化産業遺産に認定されています。
同地は、「必殺仕事人」などの時代劇ロケでも使われているんだとか。


(写真ACより)

外観は昔ながらですが、蔵の中は、杜氏の技能をさらに生かすための近代設備が取り揃えられています。
その杜氏の酒づくりを支えているのが、「米」と「水」へのこだわり。
現地の農家と契約した厳選の酒米と、敷地に湧く「伏見桃山の伏水」のみを使っています。

昭和後期にアルコール添加酒が広まっていく時代でも、本物の純米酒づくりに力を注いできた松本酒造。
歴史に裏打ちされた自信のなせる技なんでしょうね。

■飲み口は

それでは、この松本酒造の看板ブランド「澤屋まつもと」をいただきます。
「守破離 雄町」の名前が付けられています。

「守破離」(しゅはり)とは、松本酒造の根幹にある精神です。
澤屋まつもとの伝統を 「守」ること。伝統を「破」り、他で学んだことを実践すること。 そこから「離」れて新たな価値観を見出すこと。

その想いを実現するのが、岡山県産の酒米「雄町」と、京都伏見の伏流水。

さてその飲み口は…。

おっと…。さっぱりしながらも何とも力強い。
口に含むと舌の上にぴりっと発泡感が。それでいて、酒米の雄町の力なのか、甘みと濃厚な旨みがにじみ出てくるような味わい。

フレッシュでいて野生的な飲み口。
ひとこと言いましょう。間違いなく酔っ払います!

ラベルには次のように書かれています。

Rice is the essential of all
原料に勝る技術なし

それほど原料に自信があるんでしょうね。
本物の酒づくりにこだわってきた老舗蔵だからこその重い一言です。

ありがとう、松本酒造!ありがとう、澤屋まつもと守破離雄町!

■基本情報

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
原料米:雄町100%
アルコール分:15度
製造元:松本酒造株式会社 京都府伏見区横大路三栖大黒町七

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