幻の米から生まれた青森の銘酒「田酒 純米吟醸 古城乃錦」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の「夢中」は、青森の銘酒、「田酒 純米吟醸 古城乃錦」です。

■田酒

なかなか入手が難しい「田酒」
青森市に蔵を構える西田酒造店が醸す銘酒です。

田酒という名前は、日本の田んぼでつくられたものしか使わないというこだわりにあります。
しかも、醸造用アルコールや醸造用糖分は一切使用しない。

米本来の旨みだけで酒を製造しています。
機械を極力使用せず、手間のかかる手作業によって、「田酒」をつくり上げています。

■田酒 純米吟醸 古城乃錦

今回いただくには、「田酒 純米吟醸 古城乃錦」
「古城乃錦」(こじょうのにしき)とは、使用米「古城錦」に由来します。

古城錦は、1968年に青森県が、酒米「五百万石」と青森県産「青系50号」を交配させて開発した青森県初の酒造好適米です。
ただ、残念なことに、ほとんど使用されることがないまま、幻の米になってしまいました。

その幻の米を復活させたのが、西田酒造店です。
古城錦の種を探し出し、地元農家に栽培をお願いして、幻の米を復活させました。

そんな「古城錦」を使用してつくられたのが「田酒 純米吟醸 古城乃錦」
1991年から販売が開始されている銘酒です。

■飲み口は

そんな銘酒をさっそくいただきます。
ぐびっとひと口いくと…。なんとも力強い飲み口です。

酸味も旨みもどれも個性をアピールしている感じ。
それでバラバラになっているかというと、そんなことはない。

個性を出しているのも、それを一つにまとめているのも、青森県産の酒造好適米、古城錦なのかも。
なんか独特な風味だもんな。そして、西田酒造店の技術が、それを成し遂げているのでしょう。

いやぁ、幻の米が生んだ大地の銘酒。最高でした。

ありがとう、田酒! ありがとう、古城乃錦!

■基本情報

品名:田酒 純米吟醸 古城乃錦
アルコール分:16度
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:50%
青森県産酒造好適米古城錦100%使用
製造者:株式会社西田酒造店 青森市大字油川字大浜46番地

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