「酒人心」人の心に響く千葉の銘酒”不動”ふさこがね純米生原酒

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、千葉の銘酒「不動」純米生原酒です。

■鍋店

千葉の地酒「不動」を醸す酒蔵は、鍋店(なべだな)株式会社です。
創業は江戸元禄の1689年。成田山新勝寺の門前に蔵を構えて酒造りを始めました。
その後、香取郡神崎町に酒蔵を移し、「不動」「仁勇」といった酒を醸造しています。

酒造りは、もともとは新潟杜氏や南部杜氏らの力を借りていましたが、1997年(平成9年)から全て自社スタッフによる酒造りを開始しました。
これは「自分たちの力で個性のある酒」という思いを実現したもの。
その思いから、製造計画から酒造り、そして最終的な製品出荷まで一環して社員が行っています。

同社のHPには「酒人心」という言葉が掲げられています。19代蔵元は次のように語っています。

人と人の間に酒があり、心と心の間に酒がある。そんな心に響く酒を造ることが私の使命です。

■不動

それでは、そんな思いのこもった日本酒「不動」をいただきます。

黄色のラベルに銀色に輝く「不動」の文字。力強いですね。
瓶の底におりが沈殿しています。純米生原酒です。

さっそく一口ぐびり。
ラベルに書かれた「不動」の文字そのまま、なんとも力強い!濃厚です。

そして甘い!これは米の甘みなのでしょうか。
使用している酒米は千葉県産ふさこうじ。この酒米で醸した酒は初めてかも。
この辺りも、千葉の地のものへの思いがこもっているのでしょうか。

後味として、フレッシュな酸味がほのかに残ります。生酒ですしね。
ちなみに、日を置いてから飲むと、さらに酸味が増しました。これは夏にいいかもしれません。

さすがは「酒人心」。造り手の思いが伝わる、力強い日本酒でした。

ありがとう、不動! ありがとう鍋店!

■基本情報

品名:不動 ふさこがね 磨き80 純米生原酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:千葉県産ふさこうじ100%使用
精米歩合:80%(麹米、掛米)
アルコール分:15度
製造者:鍋店株式会社 千葉県成田市本町338番地
製造所:神埼酒造蔵 千葉県香取郡神埼町神埼本宿1916番地

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