純米吟醸「勝山 献」伊達家御用蔵が醸すGOLD受賞の美しい日本酒

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「SAKE COMPETITION 2017」GOLD受賞「勝山 純米吟醸 献」です。

■SAKE COMPETITION 2017

事実上の世界一の日本酒を決める「SAKE COMPETITION 2017」。

全国そして世界から1730点が出品。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸など6部門でGOLD、SILVERの各賞が決まります。

GOLDの称号を得られるのは、各部門の上位10品のみです。

今回紹介する「勝山 献」は、激戦の純米吟醸部門でGOLD受賞。全体の第2位の評価を得た日本酒です。

さあ、過ぎ行く2017年を振り返りながら、GOLD受賞の逸品に杯を傾けましょう。

■伊達家御用蔵

蔵元は、仙台伊澤家勝山酒造株式会社。
仙台で現存する唯一の伊達家御用蔵です。

創業は、江戸の元禄年間にさかのぼります。
東北の雄・伊達政宗を藩祖とする伊達家62万石の城下町仙台で蔵を立ち上げました。

安政4年には、伊達家から御酒御用酒屋を命じられ、今に至るまで「伊達家御用蔵」の暖簾と誇りを守り続けている酒蔵です。

「勝山」の名前の由来には二つの説があります。
一つは、「勝ち星を山のように取る」と縁起を担ぐという説。
もう一つは、江戸時代初期の女性たちの間で流行した「勝山髷(まげ)」から取ったという説です。
「勝山髷(まげ)」という髪型も武家風の華やかなものだったそうですから、いずれにしても「勝山」という名前には、力強さと煌びやかさを感じますね。

今回いただく「献」は、「勝山」の中でも人気の高い逸品。
「SAKE COMPETITION」では2015年、2016年と全国1位を獲得。2017年も見事に2位に輝き、その安定した技術力の高さを証明しました。

■飲み口は

それでは早速いただきます。

杯に注ぐとき、瓶から注ぎでる酒の透明度がとても高く、光り輝いてます。

その飲み口は、光り輝く姿そのままに、爽快感たっぷり。柑橘系の酸味がふわぁっと口の中に広がります。
それでいて米の甘さが余韻として残ります。あれ、これは杯が進んじゃうぞ…。

ラベルにはこんな風に書かれています。

酒造好適米の山田錦を丁寧に醸した上品な香りとお米の旨味がきれいに調和した味わい豊かな食中酒。

なんでも先代の11代目蔵元が、客人と楽しい晩餐をするときに飲み飽きしない酒が欲しいと思い、料理と調和を奏でる食中酒を醸したことに由来するそう。

さすがは伊達家御用蔵にして「SAKE COMPETITION」上位の常連蔵。
その美しい飲み口にすっかり参りました。戦わずして伊達藩に降参です…。この酒が飲めるならぜひ家来にしてくだせぇ…。

ありがとう、勝山!ありがとう、献!

■基本情報

・原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
・使用米:山田錦100%
・精米歩合:50%
・アルコール分:16度
・杜氏:後藤光昭
・製造者:仙台伊澤家勝山酒造株式会社

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